JICA海外協力隊の世界日記

エジプトは今日も晴れ!

【10】なわとび奮闘記 -転-

アッサラームアライクム!

前回の続き、幼稚園(KG)の子どもになわとびを教えることになった話です。


試行錯誤を続けながら、だんだん先が見えなくなっていきます。

先生は手伝ってくれるし、私の意図をくみ取ろうとしてくれます。

ただ、時に写真を撮ることに夢中だったり、お喋りに花を咲かせたりしていることも。

「ねえ!手伝って!!!」

子どもは素直で可愛らしいです。

ただ、指示を通せないことが度々起きます。

「そんなこと言ってないやん!!」

なわのくくり方を教えてみたけれど、KGの子には難しい。

結局、私が一人で片付けることになるのですが、散らかったなわを片付けながら、なんだか虚しくなってきます。

「なわとびを教えることって意味あるのかな?」とも思えてくる始末。

特にKG1(年中)の子には、なわを跳ぶということがなかなか伝わりません。

「もう無理だ」 そんな思いがちらつきつつも、やめることはしたくない。

なわとびの時間を楽しみにしてくれている子がいるからです。

「明日なわとびだね!」と言ってくれる、にこにこ笑顔が頭に浮かびます。

それに、全く誰一人跳べていないという訳でもありません。

跳べる子がちらほらと出てきたのです。

「もう少し続けたら、もっと跳べるようになるかも」という淡い期待を捨てきれません。

起承転結の「転」だとタイトルには書きましたが、劇的な何かが起きたわけではありません。

「やるしかない!続けるしかない!」という決心です。

果たして、希望の光は見えるのでしょうか・・・?

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ