JICA海外協力隊の世界日記

エジプトは今日も晴れ!

【14】日本文化を楽しもう!その参

アッサラームアライクム!

2月末に、活動先の学校で開催した日本文化講座のお話。

今回は第3弾!5・6年生の習字の様子をお届けします!


エジプトに来る前から、個人的にやりたかった習字体験

気合十分で墨を日本から持ってきたものの、道具と人手が足らず、ずっとできずにいました。

今回、隊員のみんなに手伝ってもらい、実現!

子どもが習字セットを持っている訳はなく、あるもので代用です。

発泡スチロール皿を硯に、コピー用紙を半紙に、絵筆を使って。

下敷きや文鎮はなし。習字を体験するには、これでも十分!

どんな時間になるか、ワクワクドキドキ・・・

まずは、正しい姿勢と筆の持ち方を伝えました。

素直に背筋を伸ばし、興味深そうに筆を持つ姿は、とても微笑ましかったです。

今回書いたのは、という一文字。(なんと言っても、ナイル川がある国なので!)

筆順や文字のポイントを伝えて、いざ書き始めました。

恐る恐る書く子、大胆に勢いよく書く子、さまざま。

何枚か書き、少しずつ慣れていくようでした。

最後の一枚には、日本語(カタカナ)で名前を書きました。

名前の手本を事前に作っていたので、それを見ながら書くように伝えました。

細筆は準備しなかったので、太い筆で書くしかありません。

書き慣れない日本語、さらに太い筆。どうなるかと少し不安でしたが、心配ご無用。

じっくりと手本を見ながら、筆を器用に使って、集中して書いていました。

先に5年生、そのあと6年生が体験しました。

5年生は37人と多く、6年生は22人と少なめです。(当日欠席の子もいましたが)

普段から、5年生は少しやんちゃな学級、6年生は大人しめの学級なのですが、

習字の時間、その違いが顕著に表われました。

5年生では、初めての習字にみんなのテンションが上がり、ああだこうだと言ったり、見せ合ったりしながら、

終始にぎやかな雰囲気

一方の6年生では、喋る子はほぼおらず(緊張していた?)、競書会の清書の時間を思い出すような静けさ。

静かに集中して取り組む、そんな雰囲気でした。

どちらの学年も真剣なことには変わりない

同じことをしても、学級によって雰囲気や反応が違うという当たり前のことを改めて感じた時でした。


習字の時間が無事に終わり、ほっと一安心。

片付けのために一度教室を出て、もう一度戻ると・・・

墨の香りが教室中に漂っており、懐かしく感じました。


「やってみたいな」と思っていたことを実現できた今回の機会。

隊員の手助け先生方の協力子どもの純粋さに感謝です!

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