JICA海外協力隊の世界日記

エジプトは今日も晴れ!

【44】継続は、本当に力なり!

アッサラーム アライクム!

昨年度から、細く長くで続いているなわとび。

幼稚園の先生の提案で大なわの大波小波を始め、
体育の先生の提案でなわを一回転させることを始めました。

一回転は難しいだろうと思ったものの、意外ととべた
子どもにとっては、新しい活動で、さらにできるかできないかのちょうど境目のようなこと。
興味津々
で、とべるようになりたい!という気持ちが伝わってきます。

唯一の弊害?は、短なわへの興味が薄れていったこと・・・
新しいこと大好き!なエジプト人のみんなには、大なわの方が魅力的に映ったようです。

簡単というのも理由だと思います。

子どもにとっては、自分でなわを回す必要がないので、とびやすいのかも。
今年の年中組には、短なわではなく大なわから教えてみようかな、という初めての考えが浮かびました。

先生にとっては・・・
たくさんのなわを用意して、子どもを間隔を空けて並ばせなければいけない短なわ。
長いロープ一本、子どもを一列に並ばせればできる大なわ。
・・・大なわの方がやりやすいよなあ。

気持ちはすごく分かるけれど、短なわも忘れないでね・・・?

ただ私も、あれもこれもとはできないので、まずはみんなの熱が一番ある大なわに注力することに決めました。(短なわのことは、一旦目をつむります。)

最初の頃は、5回とべる子がいたら、みんなで拍手喝采!!

とぶのが難しい子は、とぶタイミングがつかめません
まだなわが頭上にあるのにとんだり、足になわが当たってからとんだり。

「まだ早い!」「それは遅い!」の繰り返し。

元の位置からどんどん前にとんでしまう子もいます。
回す側も一緒に前に進んで、これぞ、とばしてあげている状態

最初は、とべる自信にするためにそれでもいいことにしていたけど、少しずつ回す側は動かず、「その場でとんで!

とべる私からすると、もどかしく感じることもあったけれど、できないことができるようになるって時間がかかるんだな、としみじみ。

こんな調子で毎日続けていくと、とべなかった子が1回とべるように!
とべていた子は、とべる回数が10回、20回と増えるように!

できるようになると、できていなかった頃が懐かしい
子どもの成長ってあっという間で、できずに苦戦する時間も大切にしないとな、とまたもやしみじみ。
(できるようになったからそう思う訳で、できないうちはこちらも必死です・・・)

11月6日には、日本の文化の日にちなんで、Japan Dayというイベントが学校でありました。
日本式教育を取り入れている学校ということで、折り紙で遊んだり、日本の曲を歌ったり、ソーラン節を踊ったり。
(日本では、文化の日は何するの?と聞かれるけど、祝日で学校が休みになる、特に何もしないのよ・・・)

この日に、練習をしてきた大なわを披露する機会がありました。
時間の都合で、全員ではなく、年長組数人だけ

小・中学生のお兄さん、お姉さんや先生がたくさん見ている前でとびます。
ノリノリの音楽がかかっていて、みんなが手拍子をしながら大注目

とぶ回数を重ねるにつれ、みんな大盛り上がり!
引っかかったあとは、大きな拍手!!

年長組の中でもとべる子を選んでいたので、全員10回以上達成

「できる子だけに発表させる」というのは、いろんな場面で見かけ、ちょっとそれはどうなのと思うこともよくあります。
この日についても、全員にとぶ機会があった訳ではないので、私としては少し複雑な思いも。

ただ、幼稚園生がこんなことにチャレンジしているよ!というのを小・中学生のみんなに知ってもらえ練習の成果を少しでも見てもらえのはよかったかな、と思いました。

「続けることの大切さ」を改めて先生や子どもから教えてもらいました。(三日坊主の私には、本当にいいお手本!)

ある程度とべるようになってきたので、次は・・・!

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ