2025/07/20 Sun
イベント
【57】涙の!?活動先でのお別れ会


アッサラーム アライクム!
ついにやって来た、活動先での最終日。
ゆったり過ごし・・・と思いきや全くで、最後までバタバタ、忙しく過ごしました。
この時期にはよくあることだけど、霧が濃く出ている朝でした。
学校までの道のりもこれが最後か、と分かりつつもあまり実感は湧かず。
学校としては、一応1学期最終日、一応。
ほとんど子どもは来ていなかったけど、いつも通り朝の集会があり、エジプト国歌を歌いました。
国歌は毎日歌っていました。
日本では、式典の時くらいしか歌う機会がなかったので、ひょっとすると人生で歌った回数はエジプトの国歌の方が多いのでは?なんて思っています。
そして、これまた細く長く続けていたラジオ体操をやって、それぞれ教室へ。
授業という授業にもならないので、学校全体にゆるい空気が流れていました。
私はというと、折り紙のプレゼントを渡せていなかった人に渡しに行き、もれなく写真を撮り、校舎内を歩き回っていました。
ある人から、「1時半から、ハルカのお別れ会があるらしいよ。」と聞きました。
え?そうなの?そんなこと、全く聞いていません。
それよりも私は、自分の荷物を整理しなければならないので、職員室の自分の机などを片付けていました。
すると、すぐ近くにある講堂に、なんだか人が集まっている気配を感じます。
でも私は自分のことに忙しく、あまり気に留めていませんでした。
すると、事務のサマーハがやって来て、「ハルカ、あなたのことを呼んでいる先生がいるよ!ちょっと来て!」
ん?何?私、忙しいんだけど・・・?
怪訝に思いながら、言われるがままについて行くと・・・


着いた先は、講堂。
私が入るや否や、BGMに合わせて手拍子が!
ああ、そういうことか!お別れ会だ!
ようやく理解しました。
ちらっと時計を見ると1時。
そう言えば、1時半からと言っている人がいたけれど、予定されていた時刻よりも開始が早まるなんてエジプトであるんだ・・・!
というか、サマーハは、お別れ会が始まるとは言わずに呼びに来たので、サプライズだったんじゃない?うっかり、口を滑らせたな・・・
なんて思いながら、講堂の真ん中へ。
あれ、今日こんなに先生来てたの!?と思うほど、たくさんの人が集まってくれていました。
記念の盾(日本でいう感謝状)を校長先生から受け取りました。
わざわざ用意してくれて、嬉しい。
その後、子ども達からのプレゼントがあると分かり・・・
絶対に泣かない!と決めていたのに、これはだめだ。涙が・・・!
各学年からのプレゼント。
ただ、子どもはほとんど来ていなかったので、2年生からのプレゼントを5年生の子どもからもらう、なんていう面白いことが起きましたが。
続くは、幼稚園の先生達からのプレゼント。
なわとびに奮闘した日々を思い出し、これまた涙が・・・!
できるだけ涙を見せないように、さっとハンカチで拭き、カメラを回してくれている人達に「待って!まだ撮らないで!」
一瞬涙を見せてしまった(悔しい・・・)ものの、会場全体も明るい雰囲気だったので、しんみりしてしまうこともありませんでした。
最後に、みんなで写真撮影!いい時間だった!
あれだけの盛り上がりを見せていたにも関わらず、写真を撮り終えるとみんなさっと帰る。解散が速い!
さらに、いつもは3時までの勤務なのに、この日はお別れ会が終わり次第帰るらしい。聞いてないよ?
こういうところ、最高にエジプトらしさ全開だなあ。
なんだかんだで、結構好きなんだよなあ。


このお別れ会について、みんなにありがとうを言いたいけれど、特に感謝を伝えたい人がいました。
それは、美術の先生です。
子ども達からのプレゼントは、誰が発案してくれたのかは分かりません。
ただ、実際に作るのには、美術の先生の協力があったのは間違いありません。(こういうの作らせるのって大変なんだよな・・・)
美術の先生は2人いますが、この日はアスマー1人しか学校に来ていませんでした。
「プレゼント、ありがとう!作るの手伝ってくれたんだよね?」
「いえいえ、大切にしてね。一番大事なのは、プレゼントを全て日本へ持って帰ることよ!」
「もちろん!」と答えつつ、私の心の声は・・・
それなら、持って帰ることのできる大きさのプレゼントにしてよ!!!
子ども達からのプレゼントを見た時の気持ちは、まずびっくり、そして嬉しい、その次は・・・どうやって持って帰ろうか?
両手いっぱいの大きさで、それがいくつもあります。
日本へ持って帰るのに、スーツケースにどうやって入れたらいい?
その前に、今日は学校から家までどうやって持って帰ったらいい?
普段は、学校からミクロバスという乗り合いバスに乗り、その後15分ほど歩いて帰っていますが、こんな大荷物で歩くのは無理です。
そもそも、バスに乗せるのにも一苦労です。
見栄えはいいんだけど、実用性を考えていない辺り、エジプトだなあ。
結局、私は荷物の整理が残っていたので、3時まで学校にいました。
他にも数人残って仕事をしていて、その先生達と帰ることに。
口数は少ないけれど、心優しいアーセムが、ミクロバスまで2往復して荷物を運んでくれました。
このバスは先生達でお金を出し合っているものなので、乗るのは顔見知りだけ。
この日は、マイヤールとヤスミーンと私(と運転手)だけでした。
この2人は、もうベテランの先生で、私が活動を始めた時からEJSクエスナで働いています。
人の入れ替わりが結構ある職場なので、2年間ずっとかわらずいてくれたのは、心強かったです。
マイヤールとは日本語の授業を一緒にやったり、ヤスミーンとは委員会について話をしたりしました。
関わりがとても強かったという訳ではないけれど、2人とも日本の教育に興味を持ってくれて、若い先生が多い中で学校の中心となって活躍している存在でした。
一言で言うと、安定感。
帰りの車内では、2人からマグカップとキーホルダー、手紙のプレゼントをもらいました。
最後に一緒に帰れたことが、とても嬉しかったです。
そして、ミクロバスを降りた所では、2人が家までの車両を手配してくれ、運賃まで払ってくれました。
たくさんの荷物に囲まれ、たくさんの愛と優しさに包まれて、無事に家に着きました。
肝心の子ども達からのプレゼントですが、全て日本へ持って帰ってきました!!
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