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アッサラーム　アライクム！

学校からの帰り道、いつも車に乗せてくれる先生が休みでした。
こういう時は、近くに住む先生達で乗り合わせる車に、乗せてもらっています。

途中で先生が２人降りて、車には運転手のおじさん、リハーム先生、イマーン先生、私の４人。
いつもの順番だと、次に降りるのはリハームです。

この日リハームが降りたのは、家の前ではなく、道の途中でした。
どうしてここ？と思うと、すぐ近くの所でおばちゃんが一人、野菜や果物を売っています。

エジプトでは、道端にテントを出したり、地べたに置いたりして物を売るのは、普通のことです。
（物を運ぶために、ロバがお供していることも）

リハームは、家に近いここで、買い物をしてから帰るようでした。
前にも同じようなことがあったので、「じゃあ、またね！」と手を振ろうとしたら・・・

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一緒に乗っていたイマーンが、車の窓から「とうもろこしはいくら？」とおばちゃんに聞いています。

値段が分かると、イマーンも車から降りて買い物を始めました。
イマーンの家は、ここからは離れているので、ここでバイバイという訳にはいきません。

運転手のおじさんは、何一つ嫌な顔をすることなく、車を隅に停めました。
２人の買い物が終わるまで、待ってくれるようです。

２人の様子を窓から見ていると、かごに入ったマンゴーが目に入りました。
「マンゴーはどんな感じ？」と聞くと、
「いい感じに熟れているよ！」とリハーム。

２人を見ていると、なんだか買い物がしたくなり、結局私も車から降りることに！

マンゴーは今すぐ食べられるほどに熟れていました。
今年はいっぱいマンゴーを食べるぞ！と意気込んでいたのに、最近あまり食べていなかったと気付き、３つ買いました。

いきなり始まった買い物に最初は驚いていたのに、
自分も一緒になって買い物をするというなんともマイペースなこの状況がおかしくなり、一人でずっと笑っていました。

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私はマンゴーを買って大満足！（↑ 大きなマンゴーで、卵と比べても一目瞭然！）
一足先に車に戻りました。

リハームとイマーンは家族がいるので、たくさん買い物をしていました。
普段学校でしか会わない人の、日々の生活が垣間見えて、なんだか嬉しかったです。

こういう融通の利く辺りが、エジプトの好きな所です。

毎日暑くて、嫌になりそうな時もあるけど、
外へ出ると、面白いことがあるんだよなあ、と思った些細な出来事でした。