2024/12/31 Tue
生活
【47】いっぱい遊べたね!
アッサラーム アライクム!
活動先のヤスミン先生のお家へ招いてもらい、3人の息子さん達と再会できた日の話。続きです。
お皿に大量に盛られたご飯を食べていると、「ハルカはいつも何時に寝るの?」とヤスミン。
「11時くらいかな。」と答えると、「じゃあ、11時まで一緒にいられるね!」
「いやいや、シャワーも浴びたいし・・・」と言うと、「じゃあ、10時半までだね。そうだ!泊まっていきなよ!」
着替えも持って来ていないし、さすがにそれは難しく、「また今度ね。今日は、家に帰るよ。」
ご飯を食べ終わったのが、7時前。
果たして、何時に帰ることができるのでしょうか・・・!
ご飯の後は、いちご・バナナ・みかんを用意してくれました。
末っ子ハムザが、いちごのへたを取って、私の口に放り込んでくれます。
ヤスミンから、「アイス食べる?」の提案。
目を輝かせた私を見て、長男マハムードが、近くのスーパーまでみんなの分のアイスのおつかいに行ってくれました。
この時、既に外は真っ暗。
私からすると、この時間に出かけるのは勇気が要ります。(任地で唯一のアジア人、とにかく目立つ。特に夜になると、若者がたくさんいて、歩きにくい・・・)
マハムード1人で大丈夫かな?なんて心配したけど、彼はエジプトの子、何て問題なくスーパーの袋を提げて帰って来ました。
みんなで食後のアイスを食べます。
私は、スーパーで買うアイスをそこまで美味しいと思ったことがなかったのですが、この時のアイスは本当に美味しかった!(みんなと食べるという雰囲気のおかげだけではなく、本当に味がよかった!)
その後は、みんなと遊ぶ時間です。
ハムザとは、おもちゃやボールを使って遊びました。
ヤスミンにだっこされていたり、車の座席にちょこんと座っていたりという印象しかなかったハムザ。
自分で考えながらおもちゃを使ったり、自分の足でボールを追いかけたりする姿を見て、成長を感じずにはいられませんでした。
マハムードと次男アダムとは、恒例の折り紙。
実は、アダムとは2回目。
昨年の夏休み期間、ヤスミンと一緒に学校へ来ている時があって、その時に折り紙で遊んだのでした。
アダム以外誰もおらず、2人で遊んだので、一気に仲良くなりました。
マハムードは、なんと折り紙が初めて!
活動先の学校は、日本式教育を取り入れていることもあり、子どもが折り紙に触れる機会も割とあります。
ついつい、その様子に慣れてしまっていて、こういう時にはっとさせられます。(折り紙って何?って感じだよね・・・)
鶴を折ることに。
鶴は、レベルが高い(と私が思っている)ので、今までプレゼントすることはあっても、子どもに教えたことはありませんでした。
でも、2人は器用で折れるような気がしたので、やってみることに!
予想通り!なかなかセンスがありました。
折り紙を教える時、いつも感じることが2つあります。
1つは、慣れって大事だということ。
もう1つは、性格も関係するということ。
「紙を半分に折って。」と私が言った時に、初めてだけど角を合わせて折ろうとする人(マハムードもそう!)は、落ち着いていて穏やかな性格であることがほとんどです。(個人的な意見ですが)
私が持っていた折り紙の本を見せて、「次、何作りたい?」
彼らが選んだのは、テーブル・椅子・家。
メダルや動物を作りたがるかな、と思っていたので、それ!?という感じで、少し意外でした。
何に興味があるかなんて、聞いてみないと分からないもんだなあ。
お兄ちゃんたちがやっていることが気になるハムザは、2人が作った折り紙を触りたがります。
2人から、「これはだめ!!」
マハムードは、作った折り紙をハムザの手の届かない所に置くという作戦に出ていました。
ハムザは、台の上に乗って手を伸ばして対抗。
私にとっては、微笑ましい光景でした。
折り紙を楽しみながら、真剣に取り組む2人。
その表情が本当に素敵で、嬉しかったです。
私が作ったものはハムザにプレゼントし、折り紙の時間は終了。
アダムは、「まだやりたい!」と言ってくれたけど、そろそろ私も帰らないといけないからね。
マハムードが、「アダム、今日は終わりだよ。」
ふと見るとハムザは、ソファに折り紙のテーブルと椅子を並べ、椅子に人形やおもちゃのクモを座らせていました。
彼は彼なりに、折り紙を楽しんでくれたようで、何よりでした。
夜10時、よし帰ろう。
ヤスミンの家の辺りは人通りも少ないので、マハムードとアダムが、明るくて人通りの多い場所まで送ってくれました。
10歳と12歳に挟まれて歩く28歳。
頼りになる。本当に頼りになるお兄ちゃん達です。(エジプトは、お兄ちゃん・お姉ちゃんが、本当にしっかりしている!)
実は今、ヤスミンの旦那さんは、サウジアラビアへ出張中。
元々しっかりしたお兄ちゃん達だけど、お父さんの代わりとしてお母さんヤスミンを手伝おうと、一段としっかりしていたような気がしました。
またすぐに遊びに来るね!と約束。
次は、モロヘイヤスープをご馳走してくれるみたいで、楽しみです。
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