JICA海外協力隊の世界日記

エジプトは今日も晴れ!

【60】愛しの隊員のみんなへ

アッサラーム アライクム!

私は既に帰国して、日本での生活に戻っていますが、この世界日記(の内容)も、ようやくエジプトから日本へ帰国しました。

協力隊生活を振り返った時に、絶対に忘れてはいけないのが、隊員のみんなです。
エジプトの先輩隊員後輩隊員、それぞれの任国へ散らばった2022年度3次隊の同期(私は福島の二本松訓練所)、そしてその中でもエジプトの同期

協力隊として活動した人が、「協力隊に参加してよかったことの一つは、素敵な協力隊のみんなに出会えたことです。」なんて言っているのを結構聞きます。

誰かが言っていることをわざわざ言う必要はないのかもしれないけれど、それでも言いたい。
自分の言葉で、実感を持って、心から言いたい。

「協力隊のみんなは素敵な人ばかりだった!出会えて本当によかった!!」

私は2022年度3次隊で、コロナ真っ只中でした。

訓練所に入る前に、東京のホテルでの隔離期間がありました。
その後の訓練所生活には、数々の制限がありました。

隔離期間がどんなものだったか、訓練所でどんな制限があったか、具体的に分かる方は、きっと同じくらいの隊次の方ですね。仲間です。

コロナが5類に下がってからは、このような体制ではなくなり、それまでの通常の体制になったらしいので、本当に特殊でレアな隊次だったんだなと思います。(もはや謎の誇りさえ持っている)

「きつそう」「つまらなさそう」「かわいそう」
特に通常の訓練所生活を知っている人は、そう思われるかもしれません。

そんなことないから!!
制限の中で、私達は思う存分に楽しみ、充実した日々を送ったから!!※完全なる個人の意見ですが※)

年齢も出身地も職歴もバラバラで、協力隊に参加したきっかけもさまざま
協力隊に参加しなければ、まず出会わなかった人達
「協力隊」というたった一つの接点で、たまたま同じ場所に集まって、またこの先世界各地へ出て行く人達。

そんなみんなと過ごすのは、本当に面白くて、刺激的でした。

日本中に仲間ができたこと、仲間の活動先という理由で興味を持てた国がいくつもできたこと。
こんなに嬉しいことはありません。

「世界中が、この訓練所にいるみんなみたいな人ばっかりだったら、戦争なんてなくなって平和になるのにな」と本気で思って過ごしていました。

(下の写真は、帰国後に開かれた外務大臣感謝状授与式の時のもの)

エジプトで出会ったみんなにも感謝です。

素敵な人ばっかりだったのはもちろん、普段エジプト人に囲まれる生活を送っている中で、日本人に会える喜びと言ったら・・・!

日本語で会話ができること、日本食を作ったり食べに出かけたりできること、活動のモヤモヤやエジプトあるあるを共有できること。

2年間を異国の地で過ごすことができたのは、やっぱり同じ日本からの仲間がいたからだと強く感じます。

私を含め地方隊員のほとんどは、カイロに上がった時の宿泊場所として隊員ドミトリーを使います。
ドミトリーは、週末に行けば誰かに会う、そんな場所でした。

私は元々、大人数でわいわいと過ごすことが苦手です。

ドミトリーには、キッチン、リビング、作業室、男女それぞれのシャワー室兼トイレと寝室があります。

設備としては申し分ないものの、何でも共用
プライベート空間なんて、もちろんありません

ドミトリーでの生活なんて、最も苦手で合わなさそうな私が、そこをリラックスできてエネルギーをもらえる場所だと感じられたのは、みんなの人柄のおかげだなと思います。

みんな、自分を持っている

いい意味で、自分は自分周りは周りと考えている。
一言で言えば、自立

協力隊には変な人が多い、なんていうのを聞いたことがあります。

変に周りに流されず芯のある人が多い、という意味かなと私なりには思います。

だから、私も無理に周りに合わせたりやりたくないことに付き合ったりする必要がありませんでした。

みんながリビングで盛り上がっていても、「私は、もう寝るね」と言える。
「今からご飯に行く人~?」という誘いに、Yesと答えても、Noと答えてもいい。

何でも気付いた人がやる。それに気付いた人が感謝する
気にかけてくれるけど、必要以上に干渉してこない。

みんなのストレートさ気遣い距離感ペースが心地よかった。
「エジプト」を軸にして出会ったみんな、最高でした!

(下の写真は、送別会の時のもの)

最後に、エジプト同期のみんな

私を入れて6人
年齢が近くて、活動先は学校や幼稚園で教育関係

そんな似た者同士の私達・・・
大嘘です。全然似ていませんでした。みんなバラバラバッラバラでした。

まず、任地がバラバラ
6人中、首都隊員は1人だけ。(その一人も、首都の中心部からの距離は、私の任地までとほぼ変わらないような辺鄙な場所

首都カイロの中心部や第二の都市アレキサンドリアに派遣された人が一人もいませんでした。
他の隊次を見ても、この散らばり具合はなかなか珍しい

そして、何より性格がバラバラ
6人で出かける時なんて、それぞれの違いが明確に出ます。

出かけることを提案してくれる人、行き方などを率先して調べてくれる人、先輩隊員などから情報を収集してきてくれる人。(この役割が主に3人)

出してくれた意見に、いいね!それにしよう!と反応する人、特に何もせずに後ろをついて行く人。(この役割?が残り3人)

私は、言うまでもなく後者です。
何もしていないのに、「そういう人も必要だから!バランスが大事だから!」と言ってくれるのが、これまた同期のいいところです。

素晴らしい同期のおかげで、私だけでは見られなかった景色食べられなかった物知り合えなかった人・・・そんな一人では出会えなかった素晴らしいことにたくさん出会えました。

任期を全うするというのは、実はとても難しいことなのだと実際に2年間過ごして感じました。
活動先の現状、自分の健康面、任国の情勢など、自分の力ではどうしようもない理由で、任期を短縮せざるを得ないことがあります。

だからこそ、6人で揃って戻って来られたことが何よりも嬉しいし、奇跡としか言い表せません。

「はるはる」「はるちゃん」「はるっぴ」「はるさん」
色んな呼び方で私を呼んでくれて、仲良くしてくれて、助けてくれてありがとう。


同時期にそれぞれの国で奮闘したみんな、エジプトで一緒に奮闘したみんな、
これから(もう既に、の人もいる)また色んな場所で、それぞれ頑張るよね!頑張ってるよね!

私も頑張ります。愛しのみんなに、幸あれ!

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