JICA海外協力隊の世界日記

みんなの知らないインドネシア~スマトラ島・バンダルランプン~

隊員コラボ ~日本語スピーチのリハーサル~

大変ご無沙汰いたしました。もう1ヶ月半ほど更新しないままでした。申し訳ありません。6月初めにボランティア総会があり、その実行委員を仰せつかっていたため、その準備や運営で大わらわでした。加えて着任後1年のため、活動の経過を纏めた報告書を作成したり・・・、といろいろ言い訳です。すみません、これから頑張ります!

さて、「復帰」第1弾として、こちらに来て初めて隊員同士でコラボしましたので、そのことをご報告したいと思います。この3月に日本語教育のJVがここバンダル・ランプンに着任しました。彼は当地の外国語大学へ配属となり、日本語学科の学生を指導しています。その学生たちが日本語スピーチコンテストに出場するとのことで、着任早々にもかかわらず連日連夜、日本語の話し方や発音、表現について熱心に教えていました。そんな中、「週末にスピーチのリハーサルをやるので、是非聞いてやってください」とのこと。二つ返事でOKし、ほかのランプン在住の日本人数名とともに、学生5人のリハーサルに立ち会うこととなりました。本来の任務とは違いますが、隊員同士の初コラボ!日本語のスピーチ練習にお付き合いするのも初めてでした。因みに、90万人を超える人口を抱えるバンダル・ランプンには、我々も含めて20名ほど日本人が住んでいます。1万人近くも居るジャカルタに比べればかなりこぢんまりしていますが、時折、食事会や日帰りツアーなどで楽しく和気藹々と交流しています。

さて、学生の皆さん、とても日本語を話すのが上手なのでビックリ。よく勉強し、練習もしっかりとやっているのでしょう。多少緊張している人もいましたが、それぞれ決められた時間内にうまく纏めることができました。「疑似」審査員を務めましたが、何を質問しようかこちらが四苦八苦。気軽に引き受けたものの、意外と難しいんだな~と実感しました。分野は違いますが、ボランティア隊員が同じ地域にいればこそできる貴重な体験。赴任後1年近くは任地にひとりだけでしたが、これからのこうした「隊員コラボ」を通じて活動範囲が広がればと思っています。

なお、コンテストに出場した学生さんは、リハーサルの効果があったのか、全員いつも以上の力を発揮し、見事なスピーチを披露したそうです。その中の一人は出場した大会で優勝し、ジャカルタで開催される全国大会への進出を決めました。そんな話を聞くと、私でも少しは役に立ったかな・・・と思わずニンマリ。今後もこうした日本語の普及に何らかの形で貢献できれば、と思う次第です。

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