JICA海外協力隊の世界日記

きらきらひかるペルーの星よ

ペルー隊員の活動紹介④~鬼塚慶子さん(高齢者介護)~

ペルーには多くの日系人の方がいらっしゃいます。今回は、日系人向けに高齢者介護として活躍している鬼塚慶子隊員から、どんな活動をしているのか紹介していただきましょう!(上写真の中央に立っている緑の服を着た女性が鬼塚隊員)

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こんにちは。私はペルーの首都リマ郊外にて高齢者介護として、活動している鬼塚慶子です。私の活動先である神内先駆者センターについて紹介したいと思います。

今年で28年目を迎える神内センターは、日系人の高齢者のみが通えるデイサービスセンターとなっており、1日約100名程の方が利用されています。主に1世・2世の日系人の方がいらっしゃるため、日本語とスペイン語が日常的に飛び交っています。

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私の主な活動は1日のプログラム内容を遂行する事です。筋力、認知機能低下防止に努めた体操やレクリエーションの提供を行っています。利用者様は週1回の参加の為、刺激のある特別な日を過ごしてもらいたいと考えており、特にレクリエーションに関しては2週間に1回新しい内容の物を提供したり、日本の文化を織り交ぜた行事を行ったり、心身の活性化に繋げています。

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日によっては、活動が上手くいく時もあれば、立ち止まってしまう時もありました。その時は必ず、スタッフや利用者様から「poco a poco=少しずつでいいよ」と何度も励まされました。私自身も活動を行う上で、利用者様の状況に応じ「poco a poco=少しずつでいいよ」と伝える事がありました。お互いが、お互いを思いやる言葉を通して救われました。

さまざまな状況の中において「互いを支え合う気持ち」を持つ事で、互いに信頼が生まれます。気持ちのこもった言葉のやり取りが人との繋がりの中で必要不可欠であるという事を、協力隊を通じて経験する事が出来たと感じています。

現在は新型コロナウイルスの影響によりセンターは閉鎖状態ですが、オンラインで可能な範囲のプログラムも実施しています。1日も早く新型コロナウイルスが終息し、世界中の人々が穏やかで当たり前の日常生活を送れる日が来る事を願っています。

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以上、鬼塚慶子さんから高齢者介護の紹介していただきました。鬼塚さんが、「言葉によって隊員生活は支えられた」と言っていたのが印象的でした。ありがとうございます。

最後までお読みいただきありがとうございます。次回もお楽しみに。Chao!

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