2019/11/15 Fri
活動
プラネタリウムの原点・ワンカイヨ
プラネタリウムの名前にもなっている石塚睦博士は、長年ペルーのワンカイヨと言う街で天文学の研究を重ねられました。ワンカイヨは標高3300mにあり、首都のリマからバスで7時間の場所にあります。
現在、そこは私の配属先であるペルー地球物理研究所のワンカイヨ観測所として機能しており、この度訪問してきました。以前、テレビ番組「世界の村で発見!こんなところに日本人」でも特集されており、ずっと訪問したいと思っていました。ペルーに来て1年が経ち、ようやく実現しました。
広大な観測所は、ワンカイヨ中心部から車で1時間のところにあります。市街地から離れているため、観測所内に職員用住居があります。写真の緑色の建物は、故石塚睦博士が生活されていた家です。現在はオフィスになっています。
この観測所では、①天文学②地震学③地球電磁気学④気象学の4つの分野を研究しています。私が訪問した際、地元の中学生が見学に来ており、急遽コラボレーション授業を行いました。
地震学では、2011年の東日本大震災の津波の話や日本の耐震構造の建物の話をしました。ペルーは日本と同じくらい地震が多い国なので、学生たちは興味を持って話を聞いていました。
天文学では、リマのプラネタリウムでも行っている3D投影の補助やペットボトルロケットの発射を行いました。
以前からペットボトルロケットをやりたいと思っていましたが、プラネタリウム周辺では危険なため実現が難しかったです。
発射台の傾きを変えたらロケットの飛距離はどう変わるか等、考えながら楽しみました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。
Chao!
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