2023/01/11 Wed
文化 生活 観光
#4 2023年(卯年?)もよろしくお願いします
あけましておめでとうございます。
カンボジアでは、お正月といえば4月の「クメール正月」が一般的であり、元日は祝日になるものの翌日からは通常通りの業務が始まり、気候も一年を通して高温なので、年始の実感もなくお正月を迎えることになりました。
現地の方に「シェムリアップ川で何かやると思うよ」と聞いたので、さっそく出かけてみることにしました。
普段は景色を楽しむシェムリアップ川ですが、この時ばかりは色とりどりの船が並んでいてクルーズを楽しむ人も見られました。
さらにシェムリアップ川沿いにはさまざまな出店が立ち並び、食事やゲームも楽しめてまるで縁日のようでした。
雰囲気はこんな感じです。
近くには所々にごみ箱が設置されており、ごみ散乱の心配もいりませんね。
さて、出店の入口にあったこの看板は2023年を表しているのですが、何か違和感がありませんか??
そうなんです。
干支が寅のままなんです。
実は、カンボジアで干支が変わるのは4月のクメール正月なので、今はまだ寅年のままでいいんです。
クマエの方々に年賀状や年始メッセージを送る時は、注意が必要ですね。
さらに十二支の羊は山羊、猪は豚になるので、イラストも変えなければいけません。
干支占いはどうなってしまうのでしょうか・・。
十二支の像(山羊)
十二支の像(豚)
一説には、羊はカンボジアにいなかったため山羊に、猪は畑を荒らすため人々に好かれておらず豚になったそうです。
十二支の成り立ちとして動物たちで競争をした話はカンボジアでも有名で、やはりそこでも猫はねずみに騙されていました。また、日本ではねずみは牛の背中に乗ってゴール直前で飛び降りてゴールしたのに対し、カンボジアではねずみは牛のしっぽに捕まっており、牛がゴール直前でスピードを落としたはずみでしっぽが動き、跳ね飛ばされゴールして一番になったそうです。どちらにしてもねずみはずる賢いですね。
一見すると日本の文化と似ているようで、よくよく知ると違うところもあるクマエ文化。
このようなところもクマエの魅力かもしれません。
雰囲気は伝わったでしょうか。
まだまだ伝えきれないので、次回のお正月はぜひともシェムリアップに来て雰囲気を味わってみはいかがでしょうか。
2023年もよろしくお願いします。
オークン(ありがとうございました)。
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