JICA海外協力隊の世界日記

走思走愛

ラオス シューズプロジェクト その2

先週お伝えしたシューズプロジェクトの続編です。

ラオスへと送っていただいた日本のランニングシューズをラオスの選手へと手渡しました。

たくさんのシューズを前にした選手たち、そして自分の足にぴったりのシューズを見つけた時のあの嬉しそうな笑顔、目の輝きは何にも代え難いものでした。

まるで自分の宝物を探すかのように。

おかげさまで、頂いたシューズを順調に配布することができ、今ではもうほとんど残っていません。

頂いたシューズを履いて早速練習する選手たち。

今まで違う感覚に最初は戸惑いを見せていましたが、徐々に慣れて今ではすっかり履きこなせています。

新しいシューズのおかげで、いつもより練習に気合いが入っているのが目に見えて分かります。

陸上競技用のスパイクシューズを履いて、初めて競技場を走った時のあの喜び。

言葉にするなら、自分がどこまでも速く走れるのではないかという感覚でしょうか。

彼らにも感じてもらえたのではないかと思います。

ラオスで陸上競技用のシューズを手に入れることは容易ではありません。

国内では生産していませんし、国外のシューズはラオス人にとっては非常に高価なものです。

普通は県代表選手になるか、上の年代の選手から譲ってもらうことでしか手に入れることはできないのです。ましてや陸上を始めたばかりの選手にはとても…

そのためラオスの陸上競技選手の最大の関心はシューズであり、自分が手にしたシューズを自分の分身のように大切に使います。

もしかしたら日本の選手よりもその気持ちは強いのかもしれません。

彼の宝物がまた一つ増えました。

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