JICA海外協力隊の世界日記

走思走愛

普段の練習

国体も終わり今まで通りの生活に戻りました。

これまで普段の活動の様子をあまりお伝えしていなかったので、今回は練習の様子をお伝えしたいと思います。

以前もお伝えしましたが、自分の任地サワンナケートには立派な陸上競技場があります。

夕方になるとそこに学校の授業を終えた生徒が集まって来て、練習開始時間になったら始めるという形です。

練習のメニューの説明をしたあと、ウォーミングアップへと向かいます。

最初の頃はこのウォーミングアップをしないでいきなり走り始める生徒もいたんですが、アップをしないと練習をさせないという方針のもと指導していくうちにだんだんと定着していきました。

走るメニューは必ずタイムを計り、記録します。

タイムを計らないと練習の質が上がらず、選手たちのモチベーションも上がりません。

これも何回も続ける事によって選手たちにも定着していきました。

今では一本走るごとにタイムを確認するのが習慣になっています。

その時のタイムと前回のタイム、また自分のタイムと他人のタイムを比較して自分の走りを考える、ということも少しずつできるようになってきました。

今はまだ主にコーチである自分が計っているのですが、選手たちだけでも交代しながらできるようにしていきたいと思っています。

練習後は毎回練習ノートを書かせるようにしています。

練習内容、距離、本数、そしてタイムを書くのはもちろんですが、最後に必ずその日の練習に対する感想を書かせています。

最後に練習を振り返らせることで、次の練習へとつなげていくのが目的です。

これも最初はなかなか言わないと書かなかったのですが、時間をかけて指導するにつれて自発的に書くようになってきました。

最初の頃のタイムと現在のタイムを比較することで、生徒自身が成長を実感できるというのも大きな効果をもたらしています。

また生徒が書く感想は個性が出ていて、チェックするのが毎日の楽しみでもあります。

今日はどんなことを書いてくれるのでしょうか。

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