JICA海外協力隊の世界日記

走思走愛

同僚の結婚式

先日、同僚の結婚式に参加してきました。ラオスの結婚式は日本のものとはやり方も雰囲気も全然違うので非常に興味深いです。

ラオスの結婚式はまず、朝一から準備します。というよりも新郎新婦はじめ、近親者は前日から寝てはいけないと言われています。

衣装に着替えた新郎を先頭に、村中を練り歩きながら新婦の待つ家へと向かいます。

今から結婚するぞと村全体に言わんばかりの行列です。

既に準備の段階からみんなお酒が入っていて、ほろ酔いの状態から始まります。

新婦の家に着いたら早速婚礼の儀式が始まります。

家の中には近親者がたくさんいて、厳かな雰囲気というよりは騒然としています。

そんな中で村の年長者が見届け人として言葉を述べたあと、新郎新婦は永遠の愛を誓い、祈りを捧げます。

家の外には既に大勢の参加者がいるのですが、中の様子など気にせずにひたすら食事と酒を飲み、早くもお祭り騒ぎです。

一通り儀式が終わるとラオス恒例である「ラムヴォン」を踊ります。

これは男女がペアになり、円を描きながら音楽に合わせて踊る、いわゆるラオス流ダンスと呼ばれるものです。

明るいうちは一見このゆるい感じのダンスを踊ります。しかも曲と曲の合間くらいの休憩で、ずっと踊ります。

このようなお祝いの席にはカラオケと大音量のスピーカーが用意されていて、終始爆音の音楽が流れていることが多いです。ほとんどお祭りのような感じです。

今回の結婚式は外で行われたのでとにかく暑い。そしてのどが渇くので冷たいビールを飲む、そしてまた踊る、飲むを延々繰り返します。

そして夜は夜で今度はクラブに来たのかなというくらいの音楽に変わり、ダンスも激しくなります。

体力が続く人はひたすら居続けますが、この頃になるとほとんどの参加者は帰ってしまいます。つまり盛り上がりたい人だけで勝手に盛り上がるという感じです。

ここに今日の主役の新郎新婦がいなかったのもまたラオスらしいところです。

「酒とダンス」のラオスの結婚式。体力に自信のある方、ぜひ参加してみてはいかがですか?

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