JICA海外協力隊の世界日記

カリビアン的生活

雨の日


日本に梅雨があるように、ここドミニカ共和国にも雨季が存在します。


5月から11月にかけてが雨季なんですが今のところあまり雨多いな~とは感じません。でも去年の11月は雨がとても多かったのでこれからが本番なのかもしれません。



雨が降りだした時見られるのが買い物袋を頭に被った女性たち。みなさん綺麗にセットされた髪が雨で濡れてしまうのが嫌なんですね。死守しています。


サングラス、サンバイザー、アームカバーをつけて紫外線からお肌を守る日本女性をふと思い出しました。



さて私の暮らすラロマーナですが、強い雨が降る度にちょっとした洪水があちこちで起こります。私の配属先である病院の前でも「車、水に浸かりかかってるけど大丈夫?」って位に道路に水が溢れています。


なぜ?下水道が機能していないのか?下水道がものすごく狭いのか?なんて質問しても誰も興味がなさそう。カルチャーだよなんて言われちゃう。


しかし私にとっては大問題。日頃道路にゴミ(犬の排泄物、紙おむつ、生ゴミなど色々)が溢れているこの街、そんなものが溶け込んだ汚水に足を浸すなんて絶対!嫌!だ!


ある雨の日のこと、向こう岸(家の入り口)に渡りたいけど汚水の川に足を浸すか、それともあと1時間くらい待てば汚川は小川に変わるだろうか…そんなことを考え呆然と突っ立っていた私の前に一人の青年が現れ「向こうに渡りたいのかい?」私を抱きかかえ自分の靴が濡れるのも構わずに汚水に足を突っ込んで向こう岸へ運んでくれました。


さよならも言わずに去っていった彼…


実はこの様に助けてくれるのは彼だけではないみたいで、つい最近は他の道で長靴をはいたおじちゃんに渡してもらったり。


優しいですねドミニカ人。


また別の雨の日には汚水の向こう岸へジャンプしようとしていたら、近所のおじちゃんが向こう岸に現れて「お前小さいから着地と一緒に流れに足をとられて危険!俺がお前をキャッチしてやる。来い!」と。傾斜道路の為汚水の川の流れは結構早いのです。おじちゃんの助けのお陰で転倒は免れましたが、着地と同時に私のビーチサンダルが片方汚水に流されていきました。「ああ!サンダル!」追いかける私とおじちゃん。見事キャッチしてくれたのは偶然にもホームステイ先のママでした。



人って一人じゃ生きられないなあ。と雨に日によく感じるこの頃です。


天気予報では今週は毎日雨。母が日本から長靴を送ってくれたので準備はOKいつでも来やがれ雨雲、です。



それでは、また。

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