JICA海外協力隊の世界日記

モンキーベイでSekererani!

笑顔は100点!テストは...

マラウイの学校の学期末は、1週間ずつ、復習→テスト→テスト返し3週間がお決まりです。

いつもは子ども一人一人から6001000MK(約90円~140円)の印刷代を集めて紙のテストを印刷しますが、

今回は政府から「公立学校で子どもからお金を徴収しないこと!」と通達が来たため、急遽テストスタイル変更。

黒板に書かれたテスト問題の答えを、ちぎったノートに書いて提出します。

IMG_7734.jpg

朝8時、先生たちが「Busy! Tired!」と言いながら黒板にテスト問題を書いています。

黒板に書ききれないので、問題量もいつもの半数ほどに減らしたそうです。

IMG_7741.jpg

テストを受ける子ども達。黒板、ちゃんと見えてる?と心配になりますが、マラウイアンは目がいいから大丈夫!だそうです。(笑)

一応、隣の子に自分の解答が見えないように隠しながら解いている子もいますが、先生の監督がほぼ無いため、相談&カンニングし放題!

先生も子どももさほど気にしてはいません…


テストが返ってくる!

次の週はテスト返し。先生たちはまた「テスト多すぎ!Busy! Tired!」と言いながら、のんびり採点をしています。

この日は4教科のテスト返し。点数を読み上げながらテストが返されますが、教科によっては「ゼロ!ゼロ!ゼロ!」ゼロ点連発。

全教科、問題も回答も英語のテスト。かわいそうですが、子どもたちは、テストの内容ではなく英語の読解に苦戦しています。

ゼロ点の子どもは、一瞬「やっちゃった!」って顔をしますが、5秒後には笑い飛ばしていました。

そういうところ、なんかいいね(^^)でも次はもう少しがんばってね!


成績発表!

最終日は成績発表です。

全校生徒が集められ、一学年ずつ、1位から順に、成績優秀者(テストの点がよかった生徒)の発表を聞きます。

これは保護者や地域の人たちにとっても楽しみなイベント。

自分の子どもや仲の良い子どもが成績優秀者に選ばれたら、みんなの前でご褒美にお菓子屋やお金を渡すのがマラウイ流です。

それが羨ましくてテストを頑張る子もいるのだとか。

そして張り切って制服を調達してくる先生たちがいるのもマラウイ流。(そのお金、もう少し教材研究に使って!というのが本音ですが…

そんなこんなで2学期、そして2週間の休みも終了し、3学期が始まりました。今学期も愉快な先生、子どもたちと一緒に頑張りたいと思います!

Zikomo Kwambiri !!

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