2022/08/11 Thu
活動
【授業④】人形を作ろう!③完成
こんにちは。いつの間にか冬が終わり、夏になっているモンキーベイです。最近雲を見ていません。
3学期の全巡回を費やした5年生の「人形作り」がようやく終わりました。
今回は前回記事の続きです。
前回記事:【授業④】人形を作ろう!②採寸・カット | モンキーベイでSekererani!(寺門 香音) | JICA海外協力隊の世界日記
前回の人形づくり→採寸・カットの授業から1~2週間後に、各学校に行きました。
人形が盗まれた!!
ある学校では、70体いたはずの人形が30体ほど姿を消していました。
日本では不人気の藁人形も、ここでは可愛い遊び道具です。
運の悪かった子たちは、また人形から作り直すことにしました。
またある学校では
どれが誰の人形か分からん!!
カビが生えていた人形を、先生方がご親切に干してくださっていたようですが、多少雑に扱われたのでしょう。ネームカードが取れて、誰のものか分からない藁人形たちが沢山転がっていました。
こちらも運の悪かった子たちは、「どれでもいいから1つ選びなさい!」という先生の指示のもと、恐らく自分が作ったものではない藁人形で作品作りを進めていくことになりました。
「ドレス」「シャツとズボン」「ブラウスとスカート」など、服の種類は自由。子どもたちは思い思いの服を作っていました。
基本的には裁縫で服を作ることがルールですが、忘れ物をした子は仕方がない。「なんでもいいから服になりそうなものを見つけておいで!」と外に探しに行かせ、拾ってきた袋やストローなどを使って授業に参加させました。(牛乳の袋を買い物袋で縫った子。忘れ物したけどアイディアは素晴らしい。↓)
みんな時間いっぱい作品作りに取り組みました。
正解がないのがExpressive Artsのいいところですね。他の教科では全くノートをとらない子が、こだわりを持って自分の作品を作っていたのは可愛かったです。
飾りつけは自由で、持ってきたボタン、拾ってきた袋や誰かのエクステの切れ端で、人形を可愛く仕上げていました。
仕上がった作品がこちら。藁人形がこんなに可愛いくなりました。
ハプニングは尽きませんでしたが、どの学校でも、一応全員が作品を完成させられたのは大きな成果のような気がします。
全員が取り組めるように協力してくれた先生たちにも感謝です。
この後の展示の様子は次回。
Zikomo Kwambiri!!
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