2022/10/27 Thu
活動
【授業⑤】ペーパーチャコール
こんにちは。
今日は6年生の授業「ペーパーチャコール作り」についてお伝えします。
まず、この学校だけ「Unit1は運動ばかりで暑いから、Unit4から始めるよ!」と、先生の判断で、他の学校が2学期に行う単元を進めることになりました。(テストどうするんやろう...)
そしてこのUnit4が私にとってはなかなか厄介。
理由は、教科書。
〔アクティビティ〕
①イラストを見て話し合いなさい。
②自然保護の重要性を話し合いなさい。
③自然保護の方法を話し合いなさい。
④自然保護を実践しなさい。
この4つが主な活動です。
面白い実技の授業が全然思いつきません…
担任の先生から、「教科書の絵の伐採の様子に川が描いてあるから、近くの川を見に行くのはどう?」と提案がありましたが、もう8か月も雨が降っていないこの地域に川はなく、学校周辺はサバンナです。
人々が木を伐採するところはかなり遠く。
んーーー。と、数十分教科書と睨めっこをし、思いついたのが「ペーパーチャコール」。
紙と水だけで作ることができる炭のことです。
ほとんどの国民が炭を使って料理をするので、マラウイでは木の伐採が問題になっています。
これなら森林保護の学習と繋がる、簡単な実技の授業ができそう!と思い、早速、動画を見せて先生に提案。
「紙と水だけでほんまにマカラ(炭)になるん?シマ作れるん?!」と半信半疑でしたが、ノリノリで承諾してくれました。
(他の学年の先生にも、「来週のEAの授業これやるんやで!紙がマカラになるんやで!信じられる?!」と言って動画を見せて回るノリノリ具合でした。)
学校であまり紙を使用することは無いのですが、校長室や例の荒れ放題ライブラリーに行けば結構な量の古紙が見つかります。
担任の先生にお願いし、次の週の授業までに十分な量を集めてもらうことにしました。
授業当日、結構大量の紙が集まりました。
まずは紙を小さくちぎって水に浸けます。
70人いるから作業が早い!!
でもバケツは一個しかないからちょっとカオス!!
ちぎって水に浸けた後は、並んで一人2すくい。
かたーく絞ります。6年生、何をするのも楽しそうで可愛いです(^-^)
担任の先生の指示で、一個は持ち帰り、一個は学校で乾かして火をつけてみよう!とのことです。
先生たちのティータイム用のお湯を沸かしてみるそうです。(結局先生用かい...!)
でも、自然保護&紙のリサイクルの方法を楽しく学べたようでよかったです!
ちなみにこの先生は、授業の前の週末に家で大量のペーパーチャコールを作り、「試してみたよ~!」とSNSで連絡をくれました。
とっても嬉しいです(^^)
こんな感じで、先生たちの意欲が向上するような活動を今後の軸にしていきたいと思います!
Zikomo Kwambiri!!
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