JICA海外協力隊の世界日記

モンキーベイでSekererani!

【授業3】タルーラーペイント

こんにちは。

今回は最近の6年生の図工、" Talular Paint " の授業を紹介します。

聞き慣れない名前ですが、"自然の物から作った絵の具" という意味です。

学校に絵の具がないマラウイ、絵の具の授業は、絵の具を作るところから始まります。

この日は生徒たちが持ち寄った葉っぱ、野菜、花びらと、カラーチョークを磨り潰し、水と混ぜて7色の絵の具を作りました。

できた絵具を使って何を描こうか悩みましたが、授業時間・材料・生徒の画力などを鑑みて、それぞれが描いた木の幹や枝に、葉や花をイメージして指でペイントしていくことにしました。

色や塗る場所にもこだわりがあるようで、みんな楽しそうに、でも真剣にペイントをしていました。

IMG_7680.jpg

絵の具を指で塗る授業、日本では小学校の低学年がするような授業かもしれません。

でも、「絵の具の授業=絵の具を作るところから!」という発想は日本ではなかなかないのではないでしょうか。

準備に少し手間がかかりますが、自然のものから絵の具を作り、それを使って作品を作ることは、物が無いからこそできるよい経験かもしれません。私も子どもたちと一緒に楽しみました(^^)

このTalular Paint 、色の種類や色の劣化など、アクリル絵の具に比べると問題点もありますが、学校で絵の具を準備することができないマラウイではすごく役立ちそうです。

IMG-20220512-WA0011.jpg

日本では当たり前に使える実技の材料が、マラウイの学校にはほとんどありません。

粘土作りに絵の具作り、初めてのことばかりで授業準備に何日も費やす日々ですが、いつも新たな発見がありとても楽しいです。

これからもトライ&エラーを楽しみながら活動していきたいと思います!

Zikomo Kwambiri !!

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