JICA海外協力隊の世界日記

アツい暑いジブチ -理系坊主のブログ-

FUKUZAWA NOTE

みなさん、こんにちは。

先日、理科準備室を掃除していたら、

写真↑の「FUKUZAWA NOTE」なるものが発掘されました。

なんでも、2013年に慶應義塾大学大学院の方がASKULと連携して送ってくださったノートのようです。

ここFUKUZAWA中学校に力を添えた日本人の存在が見える、非常にうれしいサプライズでした。

(ありがたやー。)

そこで、今回は僕の活動先である「FUKUZAWA中学校」、

そしてこの「FUKUZAWA NOTE」の名前の由来である「福澤諭吉」について少し紹介します。

福澤諭吉

1835年1月10日生まれ(あと数週間で生誕180周年です。)、

下級武士の息子として育ち、

日本国に不足している要素を西欧諸国から見出し

明治維新に大きく影響を与えた啓蒙思想家・教育者です。

家族、特にお嫁さんを大事にした(男尊女卑の根強い当時としては非常に珍しかった)そうです。

そして、1984年から現在まで、日本の1万円札の肖像となっています。

続いて、代表著書である「学問のすゝめ」について。

この「学問のすゝめ」の中の有名な言葉

(こんな力強い言葉を言える人間になりたい…。)

この言葉に対する僕の個人的な考えですが、

日本でいうところの「天」とは「運命」だとか「天命」だとかを表し、

ジブチを含めイスラムの国々でいうところの(キリスト教国でもユダヤ教国でも)「天」とは間違いなく「神」を表すと思います。

しかし、天=運命であろうが天=神であろうが、彼の言いたかったことは、ただ一つ

「生まれた時点で人に優劣はない。優劣をつけるのは学ぶかどうかだ。」

ということなのではないでしょうか。

100%この言葉通りの世界というのは存在しえないかもしれませんが、

この言葉が言わんとすることに僕はヘビメタレベルでうなずきます。

そのほかにも「学問のすゝめ」には、

「平等とは」「政府とは「独立とは」など全17編によって構成されており、

日本(国民)に目指してほしい姿が綴られているようです。

(学問のすゝめの内容に関しては、まだ全然理解しきれておりません…)

最後に、福澤諭吉に関する書籍、「福澤諭吉 ―その武士道と愛国心― (西部邁 著)」

を読んで得た僕の福澤諭吉像について。

●優れた良識常識

●多くの視点を取り入れることによって磨かれた抜群の平衡感覚

●日本という国を発展させるための愛国心

少し難しい本だったので、上手く読み取れてないかもしれませんが、

これらの3つ要素を併せ持つ、

全世界全時代全文化で通用する考えを持とうとした人物、

それが福澤諭吉という方だったのだと思います。

この3つの要素は国際協力をするなかでも大事だと切に感じるので、

念頭に置いて活動に取り組めたらと思います。

まだまだ勉強不足ですが、読んでいただいてありがとうございました。

配属されて3か月、これから本格的に活動に入っていくことになるので、

まずはこれら福澤諭吉をFUKUZAWA中学校の先生や生徒に紹介することから

人の輪を広げていこうと思います!

では、またです!

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