JICA海外協力隊の世界日記

アツい暑いジブチ -理系坊主のブログ-

学校花壇できてきました。

みなさん、こんにちは。

僕の派遣国であるジブチは、

「世界で最も暑い国」

と言われるほど、気温が高く(年間平均気温30℃)、

ほとんど雨の降らない(年間降水量300mm以下)、

東アフリカの小さな国(面積は四国くらい)です。

ジブチの森林率は

世界188カ国中、183位(2012年)、

そして、耕地率は

世界190カ国中、堂々の190位(2012年)です。

(以上2つのデータは、「世界経済のネタ帳HP」より引用)

そんな緑の少ないジブチで、

今年の2月から学校花壇づくりを始めました。

始めようと思った最大の理由は、

モノや時間の大切さを伝えるためです。

「~の大切さ」であるとか「~に対する意識の向上」

といった概念・意識的なものは、

具体的にわからないので、

自分で考えておきながら、あまり良い理由ではないと思っています。

ただ、今僕が直面している

・校内でのゴミのポイ捨て

・水道の蛇口や教具のぞんざいな扱い

・教室の鍵や実験器具のずさんな管理

を見ていると、

自分の派遣職種である理科教育よりも、

もっと先に伝えなければならないことがあるのでは…

と思ってしまいます。

生徒の素行の悪さや時間にルーズなことについて、

同僚の先生から

「これがアフリカだ。」

と言われたことがありました。

僕は、アフリカが悪いわけでも、途上国が悪いわけでも、

誰が悪いわけでもないと思います。

でも、

「これがアフリカだ。」

その言葉にすがっていては、

僕はここに来た意味が無い

と常に思っていますし、

その言葉の裏側にある

彼らの文化や価値観について

目を向けなければならないのだろうと感じています。

少し、話がそれましたが、

学校花壇を作り始めた理由はそれだけではなく、

語学力・経験値・専門的な知識の不足など、

今の自分にできることが理科教育の範囲では少ないこと

理由の一つであるので、

情けない自分を恥ずべきであり、

精進あるのみかと思っています。

国際協力活動すべてにおいて大切になってくることかと思いますが、

↑写真(草抜きをする生徒たち)の通り、今回の花壇づくりも

現地の人と共に進めていくことが大事だと思っています。

ただ、個人的に植物を育てるのが好きなので、

一人で水やりしたり、挿し木したりすることも多いです…(反省)

そして、この花壇づくりが形になってきたのは、

土地の耕し方からうねの作り方、花や植え木の提供まで

すべてにおいてお世話になった

ジブチの先輩協力隊員のおかげです。

アフリカの小さな国でも、

日本人の温かみを感じられたこと

日本人と共に協力活動ができたこと

に心から感謝しています。

花壇についてはこれからも更新していく予定です。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

では、またです!

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