2016/02/19 Fri
生活
ラクダキャラバン


みなさん、こんにちは。
先日、JICAジブチ支所の方々、
および、
ジブチの青年海外協力隊員のみなさまとともに
遊牧民体験(ラクダキャラバン)ツアーに行ってまいりました。
ツアー内容は、
ジブチとエチオピアにまたがるアベ湖という湖まで、
2泊3日、ラクダとともに歩く
というものです。
そこで今回は、旅を終えて感じるところを3点書きます。
まず1点目は、
①健康の大切さ
についてです。
出発地点の村からゴールのアベ湖までは40km近くあり、
その距離をただひたすら歩き、
直射日光で昼間は暑く、
2泊とも野宿なので寝るときは寒く、
かつ、目的地まではずっと岩場なので
歩きづらく寝づらい。
こういった環境でも、
特に体調を崩すこともなく、
途中のお昼休憩中に、野球して遊び周り、
無事に目的地までたどりつくことができる、
これが、実は当たり前ではなく、
ここまで生み育ててくれた両親をはじめ多くの人に
感謝すべきなのだと気づかされました。
『人間にとって体は資本』
高校時代、部活で故障して焦っていたときに
担任の先生からかけていただいたこの言葉が
僕の中で生き続けているように思います。
続いて2点目は、
②お酒の魅力
についてです。
少し変なことかもしれませんが、
将来、坊主になるものとして少しだけ書いておきます。
仏教には「五戒」といって、
その名の通り、五つのしてはいけないことがあります。
その中の一つに
●不飲酒(ふおんじゅ) → アルコール類をとらない
という戒めがあります。
お寺に生まれ育ってきたにもかかわらず、
僕がこの五戒をきちんと勉強したのは、
ジブチに来てからでした。
そして、この不飲酒という戒めは、
「なるべくしないほうがいいもの」なので、
お酒を飲むお坊さんもいます。
僕の父もその一人ですし、
僕もお酒を飲みます。
今回の旅でもお酒を飲みました。
一日歩き終えた後に、
夕日が沈んでいくのを見ながら飲んだ
あのビール、最高でした。
いつもより近くにあるような気がする
月や星を見ながら飲んだ
あのウイスキー、最高でした。
ただ、
お酒の好きな自分と
そこに罪悪感を感じる自分と
今はごちゃごちゃになっています。
おそらく、僕が何も知らないから
全然決心がついていないんだと思います。
旅の中で最高のお酒を飲みながらも、
自分の覚悟を決めるためにお酒を断つ日も近いのか
と感じさせられました。
最後に3点目は、
③命の尊さ
についてです。


この子ヤギを一日目の晩ご飯に食べました。
3日間、重い荷物は全てラクダが運んでくれました。
以前の記事にも書きましたが、
●自然(じねん) → 自然として生きる
という考え方が大事だと、僕は思っています。
人間はそんなに偉くもないし、そんなに愚かでもない。
命の尊さを十分に理解したうえで、
その命をいただいたり、その命から力を貸していただいたりする
有難うの気持ちを大切にしようと感じさせられました。
今の思いを書き留める経験に意味を見出すために、
自分の気持ちと言葉にじっくり向き合っていこうと思います。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
では、またです!
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