JICA海外協力隊の世界日記

ルワンダ支局ルラミラ通信

第4号 派遣地ルラミラセクター (赴任地の紹介②)

ルラミラセクターの入口

Muraho!(こんにちは。) ルワンダ派遣中の富田です。
以前の投稿から時間が空いてしまいましたが…、10月中旬頃からルワンダは雨季に入り肌寒い日が増えました。

特に肌寒い日はユニ〇ロのウルトラライトダウンを着てちょうどよいぐらい。

住民にとっては恵みの雨で、毎日農作業で忙しいようです。

そして私は10月半ばでルワンダに来て1年が経過しました。本当にあっという間。

活動期間は残り1年なのですが、皆さんにルワンダ農村の風景、活動などについてお伝えできるよう、世界日記もなるべく更新していきたいと思います。

第4号は赴任地の紹介②として、私が居住し活動しているルラミラセクターについてご紹介したいと思います。

ルラミラセクターの面積は約42km2(東京都の千代田区、中央区、港区を足したぐらいの面積らしいです。) 、人口約20,000人の地域です。

私はルラミラセクターオフィス(日本の市町村役場に相当)に派遣されています。オフィスには、約10名のルワンダ人職員が勤務しており、以下のような職務を担っています。
(エグゼクティブ(市町村長)/ 土地管理 / 農業 / 獣医 / 社会福祉 / 住民登録 / 会計 / 教育 など)

ルラミラには井戸が5機ほど設置されていますが、壊れてしまった場合に、井戸修理に必要な行政と住民が連携するフローが確立されていません。そのため、壊れたら壊れっぱなしになり、住民は遠い水源を利用するという実状です。そこで、

「継続的に井戸が運営管理なされるように、セクター職員や住民等との連携を促し、サポートする」

というのが、私の要請内容です。

実際に暮らしてみると、井戸は低地の一部地域にのみ建設されており、多くの住民は公共水栓(共用の水道)や湧水を利用していることが分かりました。そこで、ルラミラ内の全ての給水場を回り、立地や水質状況を把握することも目標に活動してきました。

写真左:井戸、写真中央:公共水栓、写真右:湧水(保護湧水という)
湧水はタダなので、住民達の利用率が最も高いです。

約半年ちかくかけて湧水・公共水栓・井戸の合計約40か所を訪問し、グーグルマップに位置情報を落とし込んでみました(他にも学校、集落、村のオフィスなど)。


そうすると、ルラミラセクターの中でどの地域に給水場が不足しているのか、集落と給水場の距離などを俯瞰して把握することができようになりました。

この情報は職員と共有して、今後公共水栓の設置検討などに役立ててもらったり、2代目のボランティアとなった方の参考になればよいなと思っています。

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