2020/02/25 Tue
活動
第11号 クッキングレッスンを実施!


写真1:お好み焼きづくり中の筆者
Muraho!ルワンダ派遣中の富田です。
今回は前号の続きです。
『幼い子どもを持つ村のお母さんたちに新しいレシピ・ゆで卵以外の卵の調理法を知ってもらえたら…』との意図で、クッキングレッスンを実施したことについて。
卵と野菜、任地ルラミラで手に入る調味料(塩と油)のみを使用し、手軽かつお腹もそこそこに膨らむ料理…。
お母さん達が受け入れてくれそうな料理…ということで考えたのが
『ルワンダ版お好み焼き』。
工夫した点は主に以下3つです。
①小麦粉をキャッサバ粉に変更。(小麦粉はキャッサバ粉の2倍以上の値段。自家栽培している家庭が多く材料費負担減。)
②キャッサバ粉にピーナッツ粉を混ぜて栄養価アップ&味改善。(ピーナッツ粉は農村でも購入可能)
③「『お好み』は「好きな野菜、手に入る野菜なら何でも入れてよいという意味だよ」と伝えること。
(「キャベツは必須」等レシピの食材を固定すると、その食材がないと作れないと考えてしまう真面目なお母さんたちが多いため。)
マヨネーズやソースをかけて食べたいところですが、任地で売られていないため、大人向けにはルワンダでお馴染みの唐辛子オイルをかける食べ方を紹介しました。


写真2:配布したレシピを読んでいるお母さん
ルワンダ人(特に大人)は見慣れない料理を取り入れることに対しては、かなり受け身。
私が日本食やお菓子を試作して近所に持っていくと、恐るおそる口に運びます。
(完食してくれると、ほっとします。笑)
今回のクッキングレッスンでも、目新しい料理が現地のお母さんたちに受け入れてもらえるか心配でしたが、1人が食べ始めると次々に興味を持ち、最終的には完食となりほっとしました。
村の健康管理員(コミュニティヘルスワーカー)が、調理から配布まで手伝ってくれ、参加した母子40人以上に試食してもらうことができました。
持ち帰ったレシピを元に自宅で実践する人は1人いるかいないかかもしれませんが、今後もお母さんたちにとって新しい料理や調理法を紹介し、栄養や料理への関心を広げることに繋げられたらいいなと思います。


写真3:お好み焼き試食会
Murakoze!
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