JICA海外協力隊の世界日記

とよた先生のナミビアDays

#22 ナミビアの少数民族の暮らし①〜ゼンバ族〜

こんにちは、ナミビアのオマルルという街の小学校で活動しています、豊田です。

先日ナミビア北部にあるオプウォという街へ行ってきました。

今回のめあては、

少数民族(ゼンバ族・ヒンバ族)の村を訪れること。

ヒンバ族は首都で物を売っていたり、自分の活動先の小学校にも子どもたちが転入してきたりしていて、関わったことのある民族でしたが、ゼンバ族についてはあまり知らず、初めてでした。

今回は、ゼンバ族ついて皆さんに知ってほしく、記事に書きます。

ゼンバ族の村にいたのは、女性と子どもたちだけでした。

男性は、この時期は仕事に出ているそうで、一人も見かけませんでした。

①女性の服装や髪型

女性はカラフルな民族衣装を着たり、髪飾りを身につけたりしていました。

IMG_0263.jpg

よく見ると、貝殻なども使われています。

右下の笑顔が素敵な女性の頭にある黒いものは、何だろうと不思議に思いませんでしたか?

これは、木や葉っぱから作られる伝統的な香水「オチディンバ」とバターを混ぜたものを髪につけているのだそうです。

数個の燃える石炭の上にその木や葉を置くと、黒い色の香水石炭になり、それを平らな岩の上に置き、すりつぶして粉にするそうです。

その粉を牛のバターと混ぜ、髪に塗るそうです。機会があれば、次回は実際に作っているところを見せてもらいたいなと思いました。

↓の腰に巻いているものは、産後ケアのためだそうです。日本でいう「骨盤ベルト」のようなものでしょうか。

このベルトの名前は「オチパンダ」といいます。

IMG_0291.jpg

②子どもたちの髪型

真ん中の毛だけを残している、男の子の髪型が特徴的でした。

わたしの学校の子どもたちの中には、一人もいない髪型なので、ゼンバ族独特のヘアスタイルなのでしょう。

③学校は??

街から少し離れたところにある村だったので、子どもたちは学校へ行っているのか気になりました。

聞いてみると、少し離れた小学校へ通っているそうでした。

大人は英語を話せない人が多く、ガイドさんが通訳をしてくれたのですが、

学校へ行っている子どもたちは、英語を話せる子が多かったように思います。

「学校で勉強することが楽しい」と言っている子がいて嬉しくなりました。

④食べていたおやつ

おやつに「オンドゥンガ」と呼ばれるヤシの木の実を食べていました。

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一口いただきましたが、後から苦味がきて、少し苦手な味でした。

⑤相手で変わるゼンバ語

女性・男性、目上の人・若い人など、話す相手によって、言葉が変わるそうです。

例えば、「Yes(はい)」と返事したいとき、

女性に対しては、トゥー

男性に対しては、バケトゥー

と言っていました。

ちなみに「ありがとう」はイントゥーで、

帰り際に、イントゥーというと、トゥーと返してくれました。

別れ際にはみんなとハグをして、お別れしました。

とても貴重な時間を過ごすことができました。

ちなみに、ツアー代はガイドさんに支払い、

村の人たちへは、お礼の意味も込めて食材をお裾分けしました。

次回は、世界一美しい民族とも呼ばれる「ヒンバ族」の村での様子をお届けしたいと思います。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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