JICA海外協力隊の世界日記

とよた先生のナミビアDays

#10 季節はずれのサンタクロース

フハーンデットメットヨー(アフリカーンス語でお元気ですか)

こんにちは、ナミビアの小学校で活動しているとよたです。

3月半ば、小学校にたくさんの段ボールが届きました。

中身は、たくさんのプレゼントボックス。

アメリカからの寄付のプレゼントだそうです。

「Repent, Jesus is coming soon 」(悔い改めよ、イエスはもうすぐやってくる)

というイベントが行われました。

①先生からのお話

②子どもたちからのお礼の歌

③プレゼント配布、写真撮影(0年生から順に7年生まで)

の流れで行われました。

クリスマスの音楽が流れ、子どもたちが口ずさんでいました。

先生はサンタの格好をし、プレゼントの箱の色も緑や赤で、クリスマスのイベントが遅れてやってきたような感じでした。

箱はきちんと年齢順と男女に分けられていて、自分の年齢に合ったプレゼントをもらうことができていました。

例えば、この下の写真は、0年生(5〜6歳)の女の子がもらったものです。

お人形、ニット帽、ビーズ、紙とペンなど、箱にぎっしりたくさんのものが入っていました。

子どもたちは目をキラキラさせて、プレゼントを開封していました。

手紙には、

「これらのギフトを楽しんでもらえると嬉しいです。

神はあなたを愛し、あなたとあなたの家族のための計画があります。」

と書かれていました。

ほとんどのナミビア人がキリスト教を信仰しています。

このイベントもキリスト教のもので、海を越えて同じキリスト教の方たちから届いたのだと思います。

毎日生きていくのに必死で、プレゼントをもらう余裕のない家庭も多い中、

このような機会は子どもたちに希望を与えてくれるなと思いました。

後半プレゼントが少なくなっていくにつれて、正直足りるのか心配していましたが、

1000人以上の子どもたち全員が受け取ることができて本当によかったです。

終わってからその話を校長先生としていると、

「私もずっと心配していたの。でも毎日神様に祈り続けたの。

だから、全員がもらえて本当によかったわ。」

と仰っていました。

キリスト教の方たちにとって、神様に祈ることで願いが叶うというのを改めて実感しました。

3ヶ月遅れてナミビアにやってきたサンタさんのお話でした。

それではまた。

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