JICA海外協力隊の世界日記

とよた先生のナミビアDays

#26 日本の小学校にはないイベント

こんにちは、ナミビアのオマルル、ウバセン小学校で活動しています豊田です。

最近気づいたのですが、2022年の11月末より執筆をし始めたので、世界日記を書き始めてちょうど1年が経ちました。

1ヶ月に2本のペースなので、12ヶ月×2で24つの記事がこれまで公開されております。

ナミビアの生活や文化などに興味のある人は、ぜひ過去の記事も見てくださいね。

今回は先月開催された「ミスコン」について書きます。

去年も開催され、盛り上がりを見せていたミスコン。今年も大盛況でした。

以下の流れで行われました。

①オープニング

去年のミスコンで賞をとった子たちと今年出場する子たちのダンスから始まりました。

有志の男の子たちによるダンスもカッコよかったです。

女の子だけにスポットが当てられるイベントなのかなと思いますが、男の子たちも好きなことで輝ける場があるのは良いことだなと思いました。

②モデルウォーキング

女の子たちがテーマにそった衣装を着て、順に歩いて自分をアピールします。

1)私服

最初の写真が、私服の時の写真です。

2)手作り衣装(+ポイント紹介)

普段子どもたちが食べているパップや砂糖の袋ビニール瓶のフタなど、いろいろなものを使って工夫しているのが印象的でした。

これは去年はなかった項目なので、新しくて面白かったです。

IMG_3995.jpg

3)男女ペア

男の子がお花をプレゼントをしたり、ジャケットをかけてあげたりして、盛り上がっていました。

4)ドレス+インタビュー

最後はドレスで登場。審査員の人たちの前で、引いたくじに書かれている質問に答えます。

「どうして出場しようと思ったのか」など個人的な質問から、「ナミビアの国旗にある色を全て答えましょう」のような一般的な問題もありました。

きちんと質問に答えられているかや話し方など、衣装や容姿以外の所もきちんと審査対象になっているのだなと思いました。

みんな自分に自信があって、堂々としていてカッコよかったです。

③結果発表

3位、2位、1位、特別賞など、いろいろな賞があり、順に表彰されていました。

泣いて喜んでいる、悔しくて泣いている姿が印象的でした。

優勝した子は、いつか「ミス・ナミビアになりたい」と言っていたので、ぜひ頑張ってほしいです。

他の学校では、ミス・ミスターコンなどもあるようなので、今後は男の子も女の子もお互いにスポットの当たるイベントになったら良いのになと思います。

ちなみに、ミスコンといえば、「ミスユニバース」という国際的なミスコンで、ナミビアの人がTop20に入ったことで盛り上がっていました。

https://www.namibian.com.na/uiras-makes-miss-universe-top-20/#:~:text=Miss%20Universe%20Namibia%202023%20Jameela,in%20El%20Salvador%20on%20Saturday.

日本の小学校ではないイベントなので、小学生のミスコン?!と去年は驚きましたが、出場しない子もみんな盛り上がって楽しめていてよかったです。

ちなみにこういうイベントは、入場料がかかります。N$20(180円くらい)

お金が払えない子は参加できないという残念さはありますが、ここで集めたお金は学校の運用費として使われているようです。

よく、「お金がない」ということから、「紙が買えない」「印刷できない」と子どもたちの学習に支障が出ることもあったので、こういったお金を収集するイベントは、ナミビアの学校にとっては必要なのだと思いました。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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