JICA海外協力隊の世界日記

コスタリカ映像隊員の日々

【#18】人生イチ ウミガメを見た日2

コスタリカからこんにちは!

前回の続き、ウミガメの集団産卵アリバダを見に行ったお話です。

今回は産卵シーンについてご紹介。

上の写真に写っているのは全て産卵のため、

海岸にやってきたウミガメ。

産卵前のウミガメはとても敏感なので、

できるだけ前を横切らないようにとガイドさんから教わりました。

産卵にやってくる数千、数万のウミガメたちは、

自分の産まれた海岸に産卵のために戻ってくると言われています。

しかし、なぜこのオスティオナルの海岸にやってくるのかは、

未だ解明されていないそう。

海岸についた瞬間、辺りは一面ウミガメだらけ。その光景は圧巻でした。

一匹一匹、懸命に砂浜を歩き、穴を掘りそこに卵を産み落とします。

最後は外敵から卵を守るため、上から砂をかけ、強く踏み込んで、海に帰っていきます。

しかし、周囲には産まれた卵を虎視眈々と狙う犬や鳥がたくさん。

穴から卵を掘り起こし、どんどん食べていってしまいます。

写真は産卵中の母ガメと卵を狙う黒コンドル。

これが自然界の現実かと感じざるを得ない瞬間です。

さらに中には途中で力尽きてしまい、穴を掘れずに浜に卵を産み落としたり、

隠した卵を他のウミガメに掘り起こされるという場面にも遭遇しました。

自然界は本当に厳しいなと思いながら、産卵を眺めていると、

奥の空にキレイな虹が架かりました。

自然美しさ、そして厳しさを感じた1日でした。

今日もここまで読んでいただき、ありがとうございます。

では、また!

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