2019/07/02 Tue
人 文化 生活
#6 先住民を訪ねて②・エンベラ族
コスタリカからこんにちは!
前回に引き続き、
中南米に暮らす先住民を訪ねた旅の様子をご紹介。
今日は、パナマ旅行で訪問した先住民・エンベラ族について。
以前から興味があった先住民の方々の暮らしについて知るため、
エンベラ族の皆さんにお会いするツアーに参加しました。
パナマシティから車で北におよそ1時間半、
チャグレス川の流域にあるチャグレス国立公園。
この国立公園の中に暮らすのがエンベラ族。
彼らの収入源は、観光業。
そこにはこんな歴史が。(地元の方のお話より)
●もとはコロンビアの国境周辺に暮らしていたエンベラ族
●そこはかつての交通の便ではパナマシティまで10時間近くかかる、
とても不便な土地
●一部のエンベラ族がチャグレス川流域に集団移住
●移住後、暮らしていたチャグレス川流域周辺が国立公園に指定
●自然保護のため、農業ができなくなる
●自分たちの生活様式や文化、歴史を観光業化し、今に至る。
今回、私が伺ったのは22の家族が暮らすトゥシポノ村。
村に着くと、音楽や踊りで歓迎しくれました。(写真↓)
皆さんが身につけている民族衣装。
地元の方によると、以前は木の皮を腰に巻いていたそう。
しかし、今は国立公園内の植物を使うことができなくなり、
女性の皆さんが布のデザインをし、パナマシティで布を作ってもらい、
民族衣装として身につけていると話してくれました。
上半身も昔は何も付けていませんでしたが、
時代の変化とともに今はビーズや布で作った
衣装を身につけるようになったそうです。
男性も昔は木の皮を腰に巻いていましたが、
今はビーズでできた腰巻を着用。
個々人がデザインし、
職人さんに作ってもらうのが主流。
作れる職人さんが限られていて、
一つ100ドル近くするそうです。
時代とともに変化はあれど、それぞれが自分のセンスで着こなしを
楽しんでいるのがステキでした。
エンベラ族訪問については、次回に続きます。
次回はエンベラ族の大学生、アレックスさんのお話。
では、また!
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