JICA海外協力隊の世界日記

コスタリカ映像隊員の日々

#6 先住民を訪ねて②・エンベラ族

コスタリカからこんにちは!

前回に引き続き、

中南米に暮らす先住民を訪ねた旅の様子をご紹介。

今日は、パナマ旅行で訪問した先住民・エンベラ族について。

以前から興味があった先住民の方々の暮らしについて知るため、

エンベラ族の皆さんにお会いするツアーに参加しました。

パナマシティから車で北におよそ1時間半、

チャグレス川の流域にあるチャグレス国立公園。

この国立公園の中に暮らすのがエンベラ族。

彼らの収入源は、観光業。

そこにはこんな歴史が。(地元の方のお話より)

●もとはコロンビアの国境周辺に暮らしていたエンベラ族

●そこはかつての交通の便ではパナマシティまで10時間近くかかる、

 とても不便な土地

●一部のエンベラ族がチャグレス川流域に集団移住

●移住後、暮らしていたチャグレス川流域周辺が国立公園に指定

●自然保護のため、農業ができなくなる

●自分たちの生活様式や文化、歴史を観光業化し、今に至る。

今回、私が伺ったのは22の家族が暮らすトゥシポノ村。

村に着くと、音楽や踊りで歓迎しくれました。(写真↓)

皆さんが身につけている民族衣装。

地元の方によると、以前は木の皮を腰に巻いていたそう。

しかし、今は国立公園内の植物を使うことができなくなり、

女性の皆さんが布のデザインをし、パナマシティで布を作ってもらい、

民族衣装として身につけていると話してくれました。

上半身も昔は何も付けていませんでしたが、

時代の変化とともに今はビーズや布で作った

衣装を身につけるようになったそうです。

男性も昔は木の皮を腰に巻いていましたが、

今はビーズでできた腰巻を着用。

個々人がデザインし、

職人さんに作ってもらうのが主流。

作れる職人さんが限られていて、

一つ100ドル近くするそうです。

時代とともに変化はあれど、それぞれが自分のセンスで着こなしを

楽しんでいるのがステキでした。

エンベラ族訪問については、次回に続きます。

次回はエンベラ族の大学生、アレックスさんのお話。

では、また!

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