JICA海外協力隊の世界日記

パラオの歩く食べログ

#11 Koror(コロール)

Alii

今回はパラオ最大の都市であるコロール州にあるコロール小学校に体育隊員として派遣されているChisatoさんのインタビューをお送りしたいと思います。ご協力ありがとうございます!

Chisatoさんの自己紹介と活動内容をお願いします!

私は、コロール州にあるコロール小学校で体育隊員として活動しています。幼稚園児~3年生まで計10クラスの体育の授業を週に2回ずつ行うことや学期毎にあるスポーツイベントのサポート、同僚の体育の先生たちにアクティビティの提案を行うこと等が主な活動です。子どもたちは毎日暑くても元気いっぱい、体を動かすことも大好きで、毎回の体育の授業をとても楽しみにしてくれています。一日の授業が終わるころには私の体力0ですが、にこにこの笑顔で体育を楽しんでいる子どもたちから私も元気をもらっています。

学校の様子はどうですか?

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コロール小学校は全校約600人と、パラオで一番大きな規模の小学校です。子どもたちは私の名前をすぐ覚えてくれたのですが、私はたくさんの子どもたちの名前を覚えるのにとても苦労しました…敷地も広く、Kinder(幼稚園児)から8年生までの26の教室、特別支援学級の教室、校長先生や教頭先生がいるオフィス、図書スペースや体育館等があります。寄付された大きなアスレチックも低学年用と高学年用があり、休み時間になると渡り廊下や校庭はたくさんの生徒で溢れ、毎日お祭りのようです。そんなコロール小学校では、毎朝全校生徒が集まり朝の集会を行います。国家を歌い、国旗を敬う言葉を唱える子どもたちの姿から、母国を誇りに思ってほしいという大人から子どもたちへの願いを感じます。

給食の様子はどうですか?

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コロール小学校には6人の調理員さんがいます。大人数の朝食と昼食を作るため、毎朝早い時間から出勤し、調理して下さっています。魚フライ等時間がかかるメニューのときや、イベント等の特別給食の時は夜中の2時には学校に来て調理を始めるそうです。給食の時間は、カフェテリアと呼ばれるランチルームにKinderから学年順に子どもたちがやってきてご飯を食べ、食べ終わったらランチルームから出るというローテーション方式です。日本の子どもたちと同じく、カレーやミートソーススパゲティはとても人気でおかわりの列ができます。パラオの小学校の休憩時間はスナックタイムと呼ばれ、生徒は家から持ってきたお菓子やサンドイッチ等の軽食を食べることができます。そのため、給食を食べる頃にはお腹いっぱいで、ほとんど残してしまう子や、給食を食べずにずっと遊んでいる子もいます。栄養を考えて作られた給食をみんなが食べるようになるといいなと思っています。

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コロール小付近の素敵な写真をお願いします!

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パラオは海が綺麗なのはもちろんなのですが、道ばたに咲いているもとても綺麗だなと思います。年中温かい気候だからか色鮮やかなものが多く、日本ではあまり見ない種類ばかりです。パラオの女性は髪飾りの一つとして、フォーマルな場やおめかしをする際に花のモチーフを片耳の上につけることがあります。女の子たちはそれに憧れてか、好きな花を見つけるとよく耳の上に乗せて遊んでいます。

Chisatoさん、Sulang!

コロール小は私の勤務先である教育省からも近く、大規模校で支援が必要なことも多いので、ほとんど毎日訪問していますが、炎天下で体育の授業をしているChisato先生の姿をよく見かけます。また、Chisatoさんは給食時間には配膳の手伝いや長期休み中の清掃の手伝いもしてくれていて、調理員さんたちも助かっていると聞いています。大規模校ならではの大変さを目の当たりにしますが、これからもよろしくお願いします!

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