JICA海外協力隊の世界日記

パラオの歩く食べログ

#5 Rodech(ロド)

Rodech(ロド)

パラオは地元で採れるフルーツと輸入のフルーツがよく食べられています。今回は、給食に出しているローカルフルーツについて紹介します。残念ながら、フルーツはパラオでは日本語の「くだもの」とは呼ばれていません。パラオ語ではフルーツそのもの自体を「Rodech(ロド)」というそうですが、英語で「フルーツ」と呼んでいることをよく耳にします。

給食では昼食にフルーツを出すようにしています。缶大国のパラオなので、基本的には缶詰のフルーツが提供されています。ローカルのフルーツは週に1度出る程度になっています。缶詰のフルーツは加糖タイプのものが多いので、将来的にはローカルフルーツが毎日出せるようになることを願っています。

Papaya(パパイヤ)

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緑色のものは、野菜としてサラダや炒め物に使われたり、角切りにするとスープとしても美味しいです。半熟のものは、サラダを作るのに適しています。完熟のものは、甘くなっていてフルーツとして食べる事ができます。長細い形のものが主流ですが、丸い形のものも見た事があります。パラオ語では「Bobai(ボバイ)」

Banana(バナナ)

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バナナはパラオ語では「Tuu(トゥー)」と呼ばれています。収穫量も多く、市場に出回っている果物のように思います。基本的には緑色で短い小さなバナナをよく見かけます。完熟の黄色になるまで待ってから食べます。他にも、パラオにはピンク色や緑色のバナナも存在します。レアなので数回しか出会った事がありません。またおかず用のバナナなどいろいろな種類が存在します。

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奥から順にパイナップル、ココナッツ、バナナ、サワーサップ

Soursop(サワーサップ)

見た目は怖いですが、中身は白い色でジューシーな味わいです。甘みが強く、酸味もあり、クセになる美味しさです。種が多いので、給食ではほぐしてから牛乳と練乳を足して提供していた学校がありました。

Pineapple(パイナップル)

とても甘くて美味しいのですが、こちらもレア度は高め。熟れてなくても酸っぱくて、食べ応えがあります。

Dragon fruit(ドラゴンフルーツ)

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皮を剥く前はピンク色のドラゴンの卵のような形をしています。パラオで採れるものは、中身の赤い色のものばかりです。甘くて美味しいですが、食べ過ぎには注意?!

Watermelon(スイカ)

こっちのスイカは、楕円で小ぶりのものが多いです。一人暮らしの私にはちょうど良いサイズ。パラオ語では「Sandiang」

Guava(グァバ)

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初めて見た時、皮ごと食べれるなんて知らずに、皮を剥いてしまっていました。今ではタネも食べちゃっています。ビタミンが豊富で風邪を引いた時によく食べられているそうです。(市場では見たことはありませんが・・・)

Kingkang(キンカン)

パラオで採れる柑橘類です。見た目は日本の金柑に似ていますが、緑色の状態でも収穫できます。味も違っていて、レモンのように酸味が強いです。お刺身を食べる時にも使われています。学校によってはレモネードを作って給食に登場する事がありますが、砂糖をたくさん使ってしまうので、給食のメニューには入れないようにしてます。お店に行くとアイスティーと一緒についてきます。

給食に登場しないローカルフルーツは、他にマンゴー(酸味が強く、見た目は黄緑)、Bata(バター)と呼ばれているアボカド(パラオではフルーツの分類だそうです)、ブレッドフルーツ(どちらかというと芋類)、パラオアップル(ワックスアップル)、ランブータン(ライチのような味)、スターフルーツ(切ると断面が星の形)、ティティメル(酸味が強く、甘みもあるが梅のような見た目)などが挙げられます。大量に収穫されていないので給食にまでは届きませんが、地元で取れて地元で消費されているビタミンC補給の源となっています。

次回は、ココナッツの紹介をしようと思います。お楽しみに⭐︎

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