JICA海外協力隊の世界日記

エクアドルの風通信

新学期始まりました!

Hola!¿Cómo está?(こんにちは!お元気ですか?)

配属先の特別支援学校では9月上旬から新学期が始まりました。

各クラスに新入生が来て、一層賑やかな学校で活動を送っています。

昨年度の生徒数は135人でしたが、今年度は約150人に増えています。

この国では、様々な事情により生徒の出入りが多いようです。

生徒たちの時間割に合わせて、ボランティアの週間時間割も変更し、まだ慣れないスケジュールの中、各担任の協力を得ながら低学年への集団活動と個別リハビリを行っています。

今年度の目標をカウンターパート(ボランティアの相談役で技術移転の相手)と話し合い、個別リハビリの評価をしっかりと家族に書面で伝えよう、集団活動は目的を明確にして担任と協力し合いながら行おうとしました。一緒に考えてくれる同僚に感謝したいです。

JICA海外協力隊には「部会」という仕組みがあります。

同じ国に派遣されている隊員の中で、同じ職種や活動内容が近い人でグループを作り、JICAの費用で活動を行うことができます。一人で行うよりも多くの人を巻き込むことが出来たり、専門的な意見が集まりより濃い内容で技術移転などの活動が出来ることもあります。

現在、作業療法士部会では4人の作業療法士にて活動しています。

今回、首都のキトから3時間北上したイバラ市の病院にて活動中の隊員を訪れました。施設見学と同僚(リハビリ専門医、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、計13人)に講義させていただきました。

こちらの病院では、月に1度リハ職で勉強会をしていることから準備にも慣れていて、開始時刻に始められる素晴らしさ!

講義内容は、『日本の社会福祉についてと姿勢評価について』

当初、学生も参加予定でしたが、当日は不参加で、結果同僚には簡単な内容となってしまったのが反省点でした。現在の語学力では、準備した内容を変更しながら話すなどの臨機応変さは難しく悔しい思いをしました。活動している隊員が、担当患者の症状やリハビリ評価、目標、治療内容を紹介しみんなで事例検討をしました。各職種の担当セラピストからの意見もあり、職種間で事例について具体的に話し合え、知識を共有できたのは良い機会になったのではないかと思いました。

次回の部会は、エクアドルのアマゾン地域で活動している隊員を訪れ、家庭訪問と障害者施設での講義、アクティビティの実施を計画中です。

準備は大変なこともありますが、任地では出来ない経験ばかりで楽しみです!

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