JICA海外協力隊の世界日記

エクアドルの風通信

死者の日のイベント

Hola! Cómo está?

11月1日の死者の日(Día de Muertos)に合わせて、

コラダモラダ(Colada Morada)というフルーツをたくさん入れて甘く煮込んだ紫色の飲み物と、グアグアデパン(Guagua de pan)という赤ちゃん(キチュア語でグアグア)の形をしたパンを食べる行事が配属先の学校でありました。

生徒たちがフルーツや砂糖、スパイス、ハーブなどの材料を持ち寄ります。

今年は、調理担当の同僚と料理上手な体育教員、生徒と一緒に作りました。

前日から仕込み開始!

パイナップル、フルッティージャ(イチゴ)、ババコを細かく切りジャムにします。

当日は、モルティーニョ(ブルーベリー似)、モラ(桑の実)、グアナバナ(グアバ)、ナランヒージャ(食用ほおずき)をミキサーにかけます。

ハーブとスパイス、パイナップルの皮を煮詰め、甘いスープを作り、それにミキサーにかけた物を混ぜて濾します。

この手作業が大変でした!

濾したものを煮詰めて、ジャムと桃の缶詰を加え、最後にトロミを付けて完成です‼

大鍋4つ作りました!

地域や家庭によって、使うフルーツは多少異なるようです。

学校で作ったものには、8種類のフルーツを使っているのでとても美味しく出来ました。

甘く、トロッとして温かい。

昨年、初めて飲んだ時は抵抗がありコップ一杯飲むのが精一杯でした。

今年は、なんだか美味しく味わえました!

そして試食した際に、「そうそう!この味!」と、この激甘な味が懐かしいと思い、慣れた自分がいました。

それにしても、驚くほどの大量の砂糖を入れるんです!

この国の方々は、コーヒー、ジュースにと何でもかなりの砂糖を入れます。

子どもたちの将来、糖尿病を懸念してしまう程です。

全校生徒で美味しく頂きました!

この行事は、ラテンアメリカの国々であるようです。特にエクアドルではアンデス地域の方が盛り上がっています。

死者を弔う日であり、コラダモラダとパンを食べながら家族一緒に過ごしたり、お墓へ行き、お墓で食事をすることもあるそうです。

日本のお盆に似ていると思います。

紫色のコラダモラダは血の色として意味付けられ、赤ちゃんの形をしたパンは、死者の生まれ変わりとも言われています。

行事を一緒に過ごすことで、日本では経験出来ない文化を知ることができ、より異国の文化に興味が湧いてきます。

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