JICA海外協力隊の世界日記

カシシで牛を飼う

#28 沼にはまって さあ大変

↑ ぬかるみにはまった牛

ある日の夕方、就業時間がせまる頃。職員が駆け寄ってきて言いました。

牛が沼にはまって抜け出せない。

配属先のそばには川が流れており、乾季でも緑の草が生えています。

この草を牛に食べさせるために川の近くで放牧することがあるのですが、川の近くはぬかるんでいるところも多くあります。

このぬかるみに牛がはまってしまいました。

400kg近い牛で、10才を超える高齢牛ということもあり自力では抜け出せません。

↑ マンパワーで牛を動かす

職員を集めてマンパワーで沼から引き出しました。

牛も疲れているのか立つことができません。

牛舎まで500mほど離れているためトラクターを使って運ぶことになりました。

もうとっぷりと日が暮れていました。携帯電話の明かりを頼りに作業をします。

やっとのことでトラクターに牛をロープでくくりつけることができました。

しかし運んでいる途中で牛が死んでしまいました。

衰弱とロープによる腹部の圧迫により死亡したものと思います。

病気による死亡ではないので、この牛を解体し翌日以降に販売することになりました。

20時過ぎから解体を始め終ったのが22時頃。

火をおこしている職員がいるなと思っていたら、シマ(トウモロコシの粉を練った主食)を作っていました。

付け合わせはもちろん解体したばかりの牛肉です。

皆で美味しくいただきました。

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