JICA海外協力隊の世界日記

カシシで牛を飼う

# 27 街へお出かけ

↑ 村の中は未舗装

今回は買い出しについて書こうと思います。

村には市場やスーパーマーケット、飲食店はありません。

庭先で売っているトマトや野菜の行商が生命線です。果物は周辺の木から採れます。

そこで食料や日用品の買い出しに、2週間に1回くらいの割合で街に出ます。

↑ 村の入り口の舗装路

村から街までは、うまくいけば1時間弱で行くことができます。

まず家から舗装路まで20分歩きます。

この舗装路でいつ来るか分らないバスか知り合いの村人の車を待ちます。

バスは半日に1本くらいで、定刻ではなく、前の村で満席になっていることもあり、乗る機会はまれです。

空を見ながら、または一緒に待つ人と話をしながら気長に待ちます。

最初の車で本数の多いバスの停留所まで乗せてもらい、そこからバスに乗り換えます。

運がよければ目的地まで乗り換え無しで行くことができます。

このような出たとこ勝負の移動手段の確保には慣れるまでに時間がかかりました。

↑ 矢印がバス

写真のようなワゴン車に座席を取り付けた車両をバスと呼んでおり、市民の足となっています。

郊外では満席になると発車するシステムです。

3人掛けのところに4人座るのが当たり前で、隣の人とは肩から太ももまで密着します。

大抵の場合は問題無く乗れますが、料金を高く言われたり、ラジオが爆音で流れていることもあります。

あるとき座席の足下にスピーカーが置いてあり、ドッドッドッドと低音が足裏から鳴り響き続けたときは心拍が乱れるような思いをしました。

街に出るのも一苦労ですが、よい息抜きとなっています。

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