JICA海外協力隊の世界日記

カシシで牛を飼う

# 4 畜産部門の活動

↑放牧地へ牛を追う

日本では梅雨入りしたようですね。

こちらは乾季でカラカラです。2ヶ月程雨が降っていません。

近くの草原で火災が起きていました。

今回は活動について触れたいと思います。

私の活動している部署は、畜産部門と食品加工部門です。

畜産部門では、牛約200頭、豚約30頭を飼養しています。

現在、約30頭を搾乳しています。その他の牛は、去勢牛、雌牛、子牛です。

品種は様々で、ジャージー(乳用種)、ホルスタインフリージアン(乳用種)、フレクフィー(乳肉兼用種)、ンゴニ(在来種)、トンガ(在来種)、等とこれらの交雑種がおり、判別が出来ません。

自給飼料と放牧により飼養し、牛舎はありません。(牛がよく迷子になります)

交配方法は人工授精です。(人工授精記録のない牛が出産することがあります。自然交配があるようです。)

↑放牧地で出産した牛

搾乳方法は手搾りです。

1頭の平均乳量は4kg/日です。乳量が多い牛でも8kg/日です。

1日の全体の乳量は約170kgです。これを500kg/日にするのが配属先の目標です。

朝と夕方の2回搾りですが、朝か夕方のどちらか1回しか泌乳しない牛もいます。

ちなみに日本の酪農家では、搾乳機を使って搾乳を行い、乳牛1頭が1日に20~30kg の生乳を生産し、1日に2~3回搾乳を行います。

↑品種は色々

たまに豚も診ます。

牛の管理方法を改善することで、乳量の増加と品質の向上に取り組んでいきたいと思います。

次は、乳製品加工部門について。

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