JICA海外協力隊の世界日記

中米ベリーズ先生奮闘記

Welcome to Orange Walk Town

こんにちは!
今日は、私の住んでいる街の紹介をしたいと思います。

街の名前は「オレンジ・ウォーク」。フルーツが採れそうなかわいい名前じゃないですか?オレンジ片手にぶらぶら散歩にでも行こうかな〜!なんて気分にさせてくれるような名前の街です。

しかし!オレンジ片手に散歩にも出ようものなら、あなたのオレンジは残念ながら砂まみれになる可能性があります。外出する際は、サングラス必須。それほど砂埃が舞っている街が、ここオレンジ・ウォークなのです。

この街の特産はサトウキビで、別名シュガーシティといいます。ベリーズの現地語であるクレオール語で書くとShuga Sitiとなります。ベリーズ北部のサトウキビがここシュガーシティに集められ、製糖工場でブラウンシュガーとなり、醸造所でラムとなります。

製糖工場は発電所としての役目ももち、オレンジ・ウォークはシュガーマネーで潤っています。製糖工場の周辺では、モラセス(サトウキビを精製する際に出る黒っぽい液体)の独特なニオイが漂います。このニオイは、嗅ぐ人によっては非常に臭く感じる一方、時に香ばしい薫りにも感じられ、不思議とクセになるニオイです。

さて、砂埃の舞う街オレンジ・ウォークですが、理由の一つとして大地が石灰岩であることが挙げられます。水道水にも石灰分が多く、洗い物をした後は食器や流しが白っぽくなってしまいます。雨季になると白い地面は泥がニチャニチャ、でも陽気なベリーズ人は「dustyからmuddyな季節になったわね」なんて言いながら笑っています。

車や木々は舞い上がった砂埃に覆われ、真っ白になっているものも多く、指で「wash me! :(」なんてラクガキをされた車をよく見ます。

15,000人ほどの人口を持つ、ベリーズ第4の都市オレンジ・ウォークでは今日も、人々はたくましく、サングラスもせずにトラックの荷台に座り、砂埃にまみれながら通勤しています。なんとヒッチハイクが通勤の一手段である、そんな国ベリーズより、今日もお届けしました。ではまた!

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