モロッコ・ノスノス日記

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ハ下田 侑恵
栃木県

タイプ/職種
青年海外協力隊
美容師
派遣国
中東・欧州
モロッコ シディカセム県
一言メッセージ
初めて体験するイスラム文化での生活や、美容師の卵たちと繰り広げるモロッコ美容情報をご紹介していきます。

 

フラ

2019.09.17

文化

皆さんは、イスラム教の女性をイメージする時、何を考えますか?

とても印象的なのが、スカーフを巻いている姿ではないでしょうか。

モロッコでは、スカーフのことを「フラ」といいます。

「フラ」の巻き方にもいろいろあります。

そして、モロッコは緩やかなイスラム教の国なので、「フラ」を巻いている人もいれば、巻いていない人もいます。

私の印象では、都市部では巻いていない人が多く、田舎の方がほとんどの人が巻いているような気がします。

18歳くらいになると巻きはじめる子が多い気もしています。

私の美容のクラスには、17歳以上の生徒がいるのですが、ある時から巻いてくる子もいました。

(ある時のタイミングはわかりませんでした。)

生徒のお家に誘われた時に、普段「フラ」を巻いている姿を見たことないのに、家の近所になったらカバンから「フラ」を取り出し、巻いている子もいました。

私の周りの女性だと、既婚女性は「フラ」を巻いています。

20代でも30代でも未婚の女性は、巻いていない人もいます。

自分の意思もあると思いますが、両親や旦那さんの考えが強いように感じています。

巻き方は様々ですが、

若い子や、年配の女性はゆるい気がします。

既婚女性は、しっかり巻いています。

頬骨に沿うように、サイドをガラス玉のまち針でとめて、上の写真のように額中央を尖らせます。

(挨拶で頬をくっつける時、まち針が刺さらないか、私がヒヤヒヤしています。)

授業中は「フラ」を外してしまうので、授業が終わると、「フラ」を巻くのに真剣なため、鏡の前は大渋滞です。

彼女たちは、何枚もの「フラ」を持っているので、服装に合わせてコーディネートしています。

赤系には赤い「フラ」、青系には青い「フラ」

おしゃれを楽しんでいます。

モロッコに赴任する時、私も「フラ」を巻くようになるんだろうと思っていたのですが、

イスラム教の女性の中にも巻いていない人がいるのに、イスラム教ではない私が巻くのは変だなと思い、巻いていません。

日焼け防止に良いのではないかと思ったこともありましたが、熱がこもるのと、周りの音が聞こえにくくなるので、私には合わないと思っています。

私が「フラ」を巻くのは、「ハマム(モロッコの大衆浴場・サウナ)」に行った帰りだけです。

髪が濡れているので、冷めて風邪をひかないようにするためです。

バンダナをしてから「フラ」を巻く人もいます。

この方が、髪がまとまっていて巻きやすいのかもしれません。

家事をする時は、バンダナだけで行い、外出する時に「フラ」を軽く巻けば良いので、ママさんスタイルとも言えるかもしれません。

年齢や結婚の有無、ライフスタイルによって、様々な巻き方の「フラ」は、モロッコの大切な文化の1つだと思います。

40度をこえる気温の中、「ジュラバ(長袖ロングスカートワンピース・生地厚め)」を着て「フラ」を巻いて外出しているモロッコの女性は強いなと思います。

肉体よりも精神の強さを感じます。