JICA海外協力隊の世界日記

モロッコ・ノスノス日記

コウノトリ

活動先である職業訓練センターの塔の上には、コウノトリの巣があります。

この塔は、おそらく訓練センターとは別の目的で建てられたものと思われますが、モスク以外の塔はモロッコでは珍しいように思えて、私のお気に入りです。もちろん、コウノトリの巣付きで。

私のイメージでは、コウノトリは赤ちゃんを運んでくる鳥なので、様々な職業のタマゴが集まり、技術を身につけようと学ぶ職業訓練センターに、コウノトリが巣を作っていることは、とても縁起が良いのではないかと思っています。

ここから巣立っていく赤ちゃんを、コウノトリが運んでくれるような気がします。

モロッコでは、コウノトリがこのように街中で巣を作り生息していることは珍しくありません。

日本の田舎育ちな私は、田んぼなどでよく白鷺をみることはありましたが、コウノトリは白鷺よりも大きく、飛んでいる姿は雄大です。

始めは、こんな大きな鳥と生活することに、日本の生活との違いだなと感じていたのですが、シディカセムでの生活が5ヶ月になろうとしている今では、コウノトリに驚くことがなくなりました。

高いところで生活しているので、間近で見る機会がないためかも知れません。

モスクの塔にも、いくつもの巣があります。

鉄塔にも、いくつもの巣があります。

高い建物の少ないシディカセムでは、コウノトリも場所を探すのが大変なのではないかと思います。

人気のある場所が、マンションのようになるところは、人間と同じ考えなのだと思いました。

モロッコの人々は、コウノトリのことを好意的に捉えているようで、コウノトリの巣があると教えてくれて、会話がはずみます。

街中で大きな鳥と共存できるモロッコの生活から、学ぶことも多いのではないかと思っています。

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