JICA海外協力隊の世界日記

セネガルにアミナタ置いてきた

算数の授業

セネガルの小学校教育隊員、アミナタです!

先日、日本から来た方に授業を見ていただく機会がありました。セネガルの算数について紹介しつつ、その日のことをふり返りたいと思います。

小学校の算数

セネガルの算数は、数と計算・図形・測量・問題解決の4分野に分かれています。

算数はほぼ毎日時間割りに組み込まれていますが、この曜日はこの分野、と曜日によって扱う内容が決まっています。

この日は水曜日で、2年生は図形の学習をする日でした。

ここの答えは?と問いかけると「マダム!」と言いながら元気よく手を挙げてくれます。

ノートと「アルドワーズ」

日本ではノートを教科ごとに1冊ずつ準備し、そこに黒板に書かれたことを写すのが一般的だと思います。

(最近はタブレット端末の活用も進んでいて、ノートを使わない場合もあるかもしれませんね。)

ここセネガルでは、ノートだけでなく「アルドワーズ」と呼ばれる小さな黒板も使われており、一人一枚持ってきています。この記事のトップにある写真で子どもたちが持っているものです。ここに答えを書いて、先生から見えやすいように掲げます。

ノートも用意していますが、教科ごとではなく、授業ノート・練習問題ノート・課題ノートといったように用途ごとに分けられています。そのため、フランス語、算数、理科、社会…全て同じノートに書かれることになります。

アルドワーズを使うのかノートを使うのか、ノートならどのノートに書くのか、私が授業を持たせてもらう時は担任の先生と相談しながら決めるようにしています。

先生との意見交換

今回、馬・うさぎ・りんごの簡単なイラストを描いた教材を用意しました。

こちらの黒板は磁石がつくタイプではないので、教材を黒板に貼る際は粘着テープなどを使っています。

授業後、担任の先生と授業についてふり返りました。

「とても良かった。特にイラストが良い。でもここには十分な材料がないの。それに絵を描くのは苦手。」とのことでした。

これはチャンス!と思い、今回使ったのは食品の箱を再利用したものであること、私も絵が苦手だから一緒だねということを伝えました。

立体を扱うときでさえ黒板に描く図で教えるような場面も見たことがありますが、今回のような活動を通して、事前に具体物やその他の教材を用意しておくことのメリットを理解してもらえたら良いなと思っています。

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