JICA海外協力隊の世界日記

セネガルにアミナタ置いてきた

鍵盤ハーモニカ始めました♪

セネガルの小学校教育隊員、アミナタです!

活動先の小学校で鍵盤ハーモニカを使った音楽の授業を始めました。

鍵盤ハーモニカはどこから

この鍵盤ハーモニカは、私の前任者である小学校教育隊員が彼女の母校から寄付してもらったものです。ちょうど世界中の隊員が退避になってしまったタイミングで、この楽器たちは使われることのないまま約3年間眠っていました。

私も音楽が大好きなのでぜひこの鍵盤ハーモニカを活用した活動がしたいと思い、ようやく実現することができました。

1年生の教室。ほとんどの子どもたちにとって初めて鍵盤楽器に触れる機会です。

授業として実施するまで

セネガルの小学校では算数やフランス語の授業に重きが置かれており、情操教育の機会がとても少ないです。私の任地に限らず、他の任地の小学校教育隊員からも同じような状況を聞きます。

そんな背景もあり、最初は休み時間の活動として鍵盤ハーモニカを取り入れる予定でいました。しかしカウンターパートや校長先生と話し合い、授業として実施して良いと承諾を得ることができました。

まずは現地の先生方に情操教育の良さを知ってもらえたらいいなと思いながら、授業に取り組んでいます。

少しでも取り組みやすいように(賛否あると思いますが)鍵盤にDo, Re, Mi...と書き入れました。

難しさ

今まで見たことのない珍しい楽器を使ってしかも外国人である自分が教えるので、ふと担任の先生が席を外した瞬間にどうしようもなく収拾がつかなくなってしまい、自分の力不足を感じることもありました…そんな時、気を遣ってか授業後に「メルシーアミナタ!!(アミナタありがとう)」とニコニコ笑顔で言ってくれる子どもたちがいました。帰り道にはドレミの音階を歌いながら下校する姿も見られました。

鍵盤ハーモニカの教え方を現地の先生方に伝えて、自分の帰国後も継続してもらって…というのが理想ではありますが、なかなか簡単ではなさそうです。となると、この活動は私が帰った後に残るものではないかもしれません。でも目の前の子どもたちが楽しんでくれて何かを学んでくれているのなら、それも1つの活動の成果だと信じて続けてみたいと思います。

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