JICA海外協力隊の世界日記

セネガルにアミナタ置いてきた

協力隊、縦のつながり(続き)

セネガルの小学校教育隊員、アミナタです!

前回の記事で紹介したセネガル協力隊OV田賀さんの隊員時代の任地、シンチューマレム村へ行ってきました。

セネガルの内陸部、タンバクンダ州にあるこの村へは首都ダカールからバス旅約9時間を経てやってきました。

「セネガル」もいろいろ

セネガルには多くの民族が存在していますが、その中でもウォロフ族の割合が多く、私の任地ではその言語であるウォロフ語がコミュニケーションの言語として主に使われています。今回訪れたシンチューマレム村にはプル族の方が多く、プラール語が主に使われている場所でした。村の方にプラール語で話しかけられた私がきょとんとしていると、ああ、ウォロフ語の人なのね!とウォロフ語に切り替えて話してくれました。このようなことは初めての経験で、「セネガル」と言っても地域によってそれぞれだなということを実感したのでした。

プル族の布を扱うお店。藍染の生地など、初めて見る布ばかりでわくわくします!

言語以外にも、任地では見かけないものが市場で売られていたり、すれ違う人々の服装や雰囲気が違ったり、朝ごはんのパンがタッパラッパ(田舎パン)だったり、何もかもが新鮮でした。

井戸もアリ塚も昔ながらの家も、思わず写真をたくさん撮ってしまうくらい私の任地ではなかなか見かけないものです。

仕立て屋さんのアトリエ

トップの写真はクイエさんという仕立て屋さんのアトリエで、田賀さんが立ち上げられたアフリカンプリントのアパレルjam tunの服も作られています。私も今回、写真に写っている上下セットアップの服を仕立ててもらいました。

アトリエで仕事を見学しつつおしゃべりしながら過ごしていると、入れ代わり立ち代わり近所の子どもたちがやってきます。みんな田賀さんのことが大好きで、日本人に良い印象を持っているからか私にもたくさん話しかけてくれてとても癒されました。公民館や公園のようなところがなくても、こうして自然と人が交流する空間が生まれていて素敵だなあと、ほっこりしました。

ゆったりした時間、優しい村の人々、元気な子どもたち、プラール語のやわらかい響き、満点の星空…何気ない幸せがたくさんあって、たった3泊4日でしたが、任地とはまた別のホームができたと思わせてくれるような大好きな場所になりました。

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