2022/05/13 Fri
番組
番組制作の舞台裏③「収録」
舞台裏ツアー、第3弾。
第1弾「取材」、
第2弾「校正」ときて、
今回は「収録」です。
私が担当する日本語番組
「ジャパンリンク」は
毎週日曜放送なのですが、
こうしたスタジオ部分は放送の3日前、
つまり毎週木曜に収録しています。
木曜の朝8時半ごろ、
スタッフはスタジオの横にある
副調整室という部屋に集合します。
8時半『ごろ』というのは、
やはり日本のように
時間ぴったりに始まることは
珍しくてですね・・・
この日はたしか技術スタッフが
「朝食を食べているから」
という理由で定刻に来ず、
30分押しでスタートという
上々の滑り出しとなりました。
注:日本語チームのメンバーはみんな時間を守ります
番組のMC(進行役)は
日本語チームのメンバーが交代で務めます。
テレビ局らしい豪華なスタジオセット、
・・・に見えますが、
トップ画像をご覧になって
もうお気づきでしょう。
実際のスタジオがこちら。
緑一色です。
クロマキーという、定番のCG技術です。
緑色の部分がカメラを通すと透明になるので、
緑色の服を着てくるとえらいことになります!
で、MC以外のメンバーは
副調整室でいろんな業務をこなします。
私もこんな風に収録の進行をしたり、
MCに指示を出したりしています。
システムは日本のテレビ局とほぼ同じで、
便利な機材が充実。
例えばこちら↑
大きなカメラの上部に
文字が表示されているの、わかりますか?
実はこの文字の向こうが
カメラのレンズになっていて、
MCはこの文字を読んでいくだけで
まるでセリフを完璧に覚えたかのように
ずっとカメラ目線でいられるというわけです。
スタジオは他の番組チームも使うので、
収録は「スムーズな進行」が求められます。
便利な機材に助けられ、
この日もなんとかうまくいきました。
諸事情による30分押しを乗り越えて・・・。
スタジオ収録のあとは
フルーツを食べて一息ついて・・・
今度はナレーション収録です。
各メンバーは
第2弾「校正」編で完成した原稿の
読み方やアクセントをチェックして、
専用の部屋でナレーションを録音します。
こうしてできた
スタジオ収録の映像や
ナレーションの音声を
編集担当のメンバーが
土曜日までにまとめ上げ、
日曜日の午後、
「ジャパンリンク」全国放送。
そしてまた翌週に向け、
取材の準備が始まります。
「取材」「校正」「収録」と、
テレビ局らしい舞台裏を
感じていただけたかと思います。
しかし!
私には、
番組に関する一連の業務以外に、
非常に大切な任務があります。
それは・・・
次回、第4弾でお伝えします!
★VTV4「ジャパンリンク」★
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