JICA海外協力隊の世界日記

モロッコ通信〜Heartful♡SidiKacem〜

2024/2025年度

2年目の今年度は、小学校内に併設されているいくつかのリソースルームを巡回していました。リソースルームとは、主に障害児学級で授業を受けつつ、時間や授業によっては通常学級でも学ぶスタイルをとっているクラスのことです。インクルーシブ教育を推進するべく、統合クラス(固定学級)を廃止してリソースルームに移行させる動きが広がっているようです。

まずはいくつかのリソースルームを見学させてもらいました。

IMG_5150.JPG↑教室内にWIFI・プロジェクター・パソコン完備な最先端をゆくクラス。設備が整っているのと良い教育が行われているのとは必ずしもイコールではないと思っていますが、このレベルのリソースルームがあるとは。サフィの都会っぷりに慄く・・

IMG_5151.JPG↑近くのアソシエーションとの協力体制が整っていて、スタッフが豊富なクラス。人手があれば、子どもたちが取り組める活動の幅はグッと広がります。

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↑教材の寄付が受けられず、担任が自分で用意した教材を活用するクラス。寄付された既製品の教材をボロボロになるまで使い込んでいる教室が多い中、自分で教材作っている先生もいるんだ!とシンパシーを感じてなんだか嬉しかった見学。

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↑机と椅子とホワイトボードで成り立つクラス。びっくりするくらいがらんとした教室で毎日数時間子どもたちと共に過ごしている先生、何者?

同じ地域の公立学校なのに、こんなにも差が生まれていることが衝撃でした。ということで、教材も人手も足りてなさそうなクラスを巡回して、授業のサポートや教材を提供する活動をはじめました。日々同じメンバーで同じことが繰り返されがちな授業の中で、目新しい教材は子どもたちの興味関心をかっさらい、「何持ってきたの?」「やりたいやりたい!」と取り組んでくれる姿にもほくほく。「あなたの好きにやっていいよ!」と言ってまとまった時間を与えてくれる先生もいて、好き勝手やらせてもらって毎回ヒリヒリしてたのも今思うといい経験でした。

巡回していたリソースルームでは時間割も教科書もなく(あるにはあるけれどほぼ活用されていない)とにかくのんびりゆったりとしています。学ぶ場というよりも子どもたちを預かる場という意味合いがまだまだ大きいのかもしれません。できないことをどうにかしてできるように!とか時間内にこれをさせなくちゃ!という制約がそもそも存在しないので、子どもたちはのびのびと自由にやっているし、先生もどっしりと構えていて、どんな子でもありのままを受け入れるような懐の深さを感じました。モロッコの先生のいいところを見つけるたび、私は日本で働いていたときこんなふうに子どもたちと関われていただろうかと、何度も担任していた子の顔が頭をよぎりました。

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任地で研修会があり、リソースルームの先生たちが大集合!こんな何者でもない私を受け入れてくれてありがとう・・!

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