JICA海外協力隊の世界日記

モロッコ通信〜Heartful♡SidiKacem〜

会議奮闘記

「来週ラバトでインクルーシブ会議があるから行っておいで」と突然配属先の上司に言われました。

“誘いは断らない”をモットーにしているので、いろいろ気になることをいったん飲み込んで「わかりました!!!」と二つ返事。

同僚に「会議には何を着ていったらいい?」と相談すると、「その私服じゃダメよ。スーツの方がちゃんとして見えるしいいと思う。」と言われ、スーツを着て行くなんてよっぽどの会議なのでは・・と募る不安①

出発の朝。7:30に家の前まで迎えに行くと言われていましたが、「今どこにいるの?教育局まで来て!」と電話が来て日の出前の暗いなか猛ダッシュ。同僚とは合流できたものの、待てども待てども運転手が来ず、どう考えても9:00に間に合わない・・と募る不安②

結局出発は8:00過ぎでした。途中マルシェに寄って野菜を購入する余裕ぶりに驚きつつ、無事10:00過ぎに会場に到着しました。(遅刻)

受付を済ませていよいよ会場入り。思っていた以上に大きな会議室と多くの参加者にびっくり!

そして恐れていた事実が発覚しました。

オール現地語・・・!

スライドの資料も発表者の説明も、アラビア語でした。どうしよう、何もわからない・・!と募る不安③

★手段その1

翻訳アプリの音声入力をオン!

少しは拾えるかな?と期待しましたが、全く役立たず。

★手段その2

翻訳アプリのカメラをオン!

遠くのスライドにカメラを向けて見ましたが、小さすぎて読み取れず・・

★手段その3

スライドをひたすらノートに書き写す

こんなに一生懸命アラビア文字を書いたのは、現地語訓練以来でした。

書き写したものを翻訳アプリのカメラで読み取って、「今こんな話をしているのか・・」と、どうにか概要だけ知ることができました。

必死にスライドを書き写す私を見かねて、隣に座っていた同僚も翻訳に協力してくれました。

全く読み取れないスライドの中に“TEACCH”や“ESDM”など見たことのある単語がちらほら。療育って世界共通なんだなあとしみじみしました。知っている文字の安心感たるや・・

へとへと、くたくたな4時間でした。私が得られた情報は3%くらいでしょうか・・・言語の壁の高さを改めて痛感しました。

「シディカセムには日本からボランティアが来てくれているんだ!これからますます障害児教育が発展していくだろう!」と紹介されました。(・・;)

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