2024/01/20 Sat
活動
会議奮闘記
「来週ラバトでインクルーシブ会議があるから行っておいで」と突然配属先の上司に言われました。
“誘いは断らない”をモットーにしているので、いろいろ気になることをいったん飲み込んで「わかりました!!!」と二つ返事。
同僚に「会議には何を着ていったらいい?」と相談すると、「その私服じゃダメよ。スーツの方がちゃんとして見えるしいいと思う。」と言われ、スーツを着て行くなんてよっぽどの会議なのでは・・と募る不安①
出発の朝。7:30に家の前まで迎えに行くと言われていましたが、「今どこにいるの?教育局まで来て!」と電話が来て日の出前の暗いなか猛ダッシュ。同僚とは合流できたものの、待てども待てども運転手が来ず、どう考えても9:00に間に合わない・・と募る不安②
結局出発は8:00過ぎでした。途中マルシェに寄って野菜を購入する余裕ぶりに驚きつつ、無事10:00過ぎに会場に到着しました。(遅刻)
受付を済ませていよいよ会場入り。思っていた以上に大きな会議室と多くの参加者にびっくり!
そして恐れていた事実が発覚しました。
オール現地語・・・!
スライドの資料も発表者の説明も、アラビア語でした。どうしよう、何もわからない・・!と募る不安③
★手段その1
翻訳アプリの音声入力をオン!
少しは拾えるかな?と期待しましたが、全く役立たず。
★手段その2
翻訳アプリのカメラをオン!
遠くのスライドにカメラを向けて見ましたが、小さすぎて読み取れず・・
★手段その3
スライドをひたすらノートに書き写す
こんなに一生懸命アラビア文字を書いたのは、現地語訓練以来でした。
書き写したものを翻訳アプリのカメラで読み取って、「今こんな話をしているのか・・」と、どうにか概要だけ知ることができました。
必死にスライドを書き写す私を見かねて、隣に座っていた同僚も翻訳に協力してくれました。
全く読み取れないスライドの中に“TEACCH”や“ESDM”など見たことのある単語がちらほら。療育って世界共通なんだなあとしみじみしました。知っている文字の安心感たるや・・
へとへと、くたくたな4時間でした。私が得られた情報は3%くらいでしょうか・・・言語の壁の高さを改めて痛感しました。
「シディカセムには日本からボランティアが来てくれているんだ!これからますます障害児教育が発展していくだろう!」と紹介されました。(・・;)
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