JICA海外協力隊の世界日記

モロッコ通信〜Heartful♡SidiKacem〜

アマジグ元旦

今年は農業歴2974年!

今年2024年から正式に1月14日がアマジグ元旦としてモロッコの祝日となりました。

アマジグというのは、北アフリカの先住民族・ベルベル人のことです。ちなみに、ベルベル人とアラブ人を見分けるのは現地の方々でも難しいようです。

活動先では、1・2年生がベルベル語の授業を受けています。小学校に入学してすぐアラビア語・フランス語に加えてベルベル語と3言語の授業を受けているなんて、頭の中はいったいどうなっているんだろうか・・

ティフィナグ文字は一見アルファベットと似ている字もありますが、対応している字が全く違います。

ある朝、いつものように学校で登校する児童を迎え入れていると、ちらほらと気合の入ったおしゃれをしている児童やジュースを抱えて登校する児童が。ついにはドレスを着てきた子も現れ、先生たちが撮影大会を始めました。何事かと尋ねると、今日は2年生のクラスでアマジグ元旦を祝うパーティーが開かれるとのこと。

「私も参加したい!!!」と熱量高めにお願いし、指定された時間に教室に行くと衣装を身につけてメイクアップした女の子がたくさん!他のクラスの女性教員もお手伝いに来ていて、私の姿を見つけるとテキパキと衣装を与えベルベルメイク(おでことあごにマークが書かれています)をしてくれました。

IMG_4608.JPG
みんなの準備が整うと、記念撮影をしたり一緒に歌を歌って踊って楽しみました。ちなみに男の子は何人かジュラバを着ていました。普段着の子も多かったです。

最後は子どもたちお待ちかねのケーキとジュース!ケーキを凝視する子どもたちがかわいい・・

ケーキを分けるとき、お皿もフォークも無いのにどうするんだろうと思っていたら、カットしたものを手掴みで食べる子どもたちと、ケーキの箱の蓋をハサミで切り分けてお皿代わりにし、学校中の先生に配るというスタイルでした。(フォークはないので先生たちも最終的には手掴みです。笑)

日本とは異なる部分にえええ!とびっくりするよりも、ここではそういうやり方なのね~!と穏やかに受け入れられるようになってきました。モロッコに来てまもなく半年です。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ