JICA海外協力隊の世界日記

モロッコ通信〜Heartful♡SidiKacem〜

ラマダン記録 その1

3月12日からいよいよラマダン月(イスラム暦の第9番目の月)が始まりました。ラマダン月は日の出前から日没までの間、一切の飲食(水も含む)・禁煙・性的な営み・喧嘩が禁止されています。

街の雰囲気がガラッと変わると聞いていましたが、初日の日没の前後、街から人も車も姿を消し、しんと静まり返る時間が発生しました。普段は聞こえないアザーン(お祈りの時間を知らせる呼び掛け)が大音量で聞こえるほど。長い断食を終え、待ちに待ったフトール(断食明けに初めて食べるごはん)の時間です。

先日、任地でお世話になっている語学の先生に、フトールに招待していただきました。モロッコでやりたいことのひとつがモロッコ人とフトールを食べることだったので(渡航前に先輩隊員の世界日記を拝見して、ものすごく憧れていました。笑)、当日を迎えるまでわくわくうきうき!

こちらが念願のフトール!

①空腹の身体に、まずはデーツと牛乳を

②次はハリラスープとゆで卵、ハリラスープとシュバキアの組み合わせで

③その後にパスティラやブリワットなどのおかずもの

④最後はモロッコティーと共に蜂蜜がけのムスンメン

という順番でいただきました。①②④はほぼ毎日同じで、③は色々なメニューに入れ替わるそうです。

フトールは日没後ですが、このあと深夜にもう一度食べて、翌日の日の出前にも食べて、また断食をするサイクルです。

日中食べられなくて辛くないの?お腹空かないの?と身近な人に聞くと、100発100中で「断食は身体にいいんだよ!」「あなたもやってごらん!」と勧められます。今年は春のラマダンなので、簡単にできるとのこと。夏のラマダンは日照時間が長いしとにかく暑いしで、とてもとても大変だそうです。

先生も私もお互い一人暮らしなので、あれこれお喋りしながらする食事がとっても楽しくて、次は料理するところから一緒にやろうと約束しました。イスラム圏で過ごすラマダン月、貴重な経験を楽しみたいと思います♩

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