2024/11/10 Sun
生活
DELF挑戦記
配属先のすぐそばでフランス語の語学学校を見つけました。ウェブサイトや各種SNSもあり、アクセスしてみるとここでDELF(フランス語を母国語としない人のためのフランス語学力試験)を受けられることが判明!
二本松での訓練時にDELFの存在を知り、いつか受けてみたいと思っていたのですが大きな街にしか受験会場がないと知り、めんどくささも相まってすっかり諦めモードでいました。
徒歩圏内に受験会場があるなんて!!!と喜びを噛み締めつつ学校内の受付で受験したい旨を伝えると、「申し込みは明日が締め切り、受験料と身分証明書のコピーを持ってきて」と言われました。コピーできるところなんて近くにあったかな?とキョロキョロしながら歩いていると、家のすぐそばに印刷機が何台もある小さなお店を発見。
「コピーしたいんですけど」と伝えると、「ここは印刷機を販売しているだけでコピーはできない」と断られました。「なるほど、じゃあ近くでコピーできるところ知りませんか?」(←必死)「何をコピーしたいの?」「滞在許可証です。」「それだけ?1枚でいいの?じゃあ特別に対応するわ。」ということで受付用のコピー機でサクッと対応してくれました。こういう優しさにとてつもなく救われます・・
さて無事に申し込みを済ませて、受験のための準備をすべく情報収集をすることに。この時点で受験日まで残り3週間!
今の時代はすごいもので、ウェブサイトやYouTubeを覗いてみるといくらでも試験対策の助けとなる情報を得ることができます。ネット上で見つけた過去問を片っ端から解いたり、ポッドキャストを繰り返し聴いたり、口頭試験の模擬映像やフランス人YouTuberの動画をいろいろ見漁ったりしました。語学学習アプリはキャラクターが褒め倒してくれます。(数日サボるとけちょんけちょんに言われます。)便利なものがこれでもかと揃っていて学びやすい時代だ~
そんなこんなであっという間に当日がやってきました。ではここで当日の衝撃3選を。
・試験開始時間ギリギリまであれこれ確認しようと足掻く私に対して、同じ受験者の学生さんたちは友達と談笑したりスマホゲームしたり、というか多分スマホとペンくらいしか持ってきてなさそうな身軽さに衝撃その1。
・試験中の試験官は読書していて、モロッコ人が読書しているってとても珍しいので驚きつつも、音が鳴らないように配慮してくれているのかな~なんて思っていたのですが、電話はかかってくるし、その電話で普通に喋り出すし、さらには突然教室に知らない女性が入ってきて誰だろうと顔を上げて見ていたら、彼女はここの校長よ!と紹介され話しかけられ、試験中自由すぎる!!!と衝撃その2。
・極め付けは、最後の数分作文の仕上げに取り組んでいて、時間ない!急げ急げ!!と焦っていたら試験官に「残り30分」と告げられたことです。あれ?3分の聞き間違い?と思っていたのですがその後試験は一向に終わらず、何度計算してみても謎に30分延長されていて衝撃その3。
という感じでカルチャーショック?がいろいろありましたが、全てが終わった帰り道の清々しさといったら!!ものすごい開放感と自由を手にしたような気になりました。結果発表が楽しみです。
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