JICA海外協力隊の世界日記

モロッコ通信〜Heartful♡SidiKacem〜

雨の日

わたしの任地は月に1回くらいのペースで大雨が降ります。通勤時間に雨が降っていると、道路が水没していて進めないこともしばしば。いつもなら徒歩15分の距離を、遠回りしたり道を引き返したりしながら進むので、倍の時間かかります。

先日、道路が川になっていて向こう側に渡れず困っていたら、近くにいたおじさまが3つの大きな石を飛び石がわり並べてくれて「この上を歩けば大丈夫だよ!」とお手本を見せてくれました。

次の道路で、どのあたりなら靴を濡らさずに渡れるかウロウロしながら考えていたら、向こう岸にいたおばさまが「そこはダメよ!こっちよ!」と身振り手振りで教えてくれました。

別の日には、素足でサンダルを履いていて水たまりもお構いなしなおばさまが、これまたウロウロしている私に近づいてきたかと思うと、ひょいっと抱き抱えて3歩、向こう岸に渡らせてくれました。(※初対面)

困っていると助けてくれる方々の優しさに触れられてほっこりする反面、いつまでも助けてもらうばかりではいられないので、長靴が欲しい!と探し回っているのですが、なかなか見つかりません。(長靴を履いている子供はたまに見かけますが、大人の長靴姿は見たことがありません。)

やっと学校に辿り着くと、子どもたちもびしょびしょ。こんなにザーザーと降っているのに傘をさしていなかったり、傘ではなくビニールを被って登校していたり。この寒さで風邪ひかないかな・・と心配になります。

せっかく学校に辿り着いても、私の活動先の統合クラスの子どもたちは、雨の日は基本登校しません。「今日も子どもたち来なさそうだから、もう帰っていいよ!また明日~!」と校長や同僚に言われ、元来た道を戻ることになります。雨だと車椅子ユーザーの子が来られないというのは道路事情もあるので納得なのですが、いつも車で送り迎えしてもらっている子や家がすぐそこの子は???と、不思議に思いながら帰宅します。

任地でも他の街でも長靴を探しているのですが見つからず、代わりにこんなアイディア商品を見つけました。「WATER PROOF RAIN SHOE COVER」靴を履いたまま履けるレインシューズのようです。雨の日に活躍してくれることを期待!

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