JICA海外協力隊の世界日記

コロンビアからの手紙

シンポジウム「SUOMAYA-2018」への参加

私の配属先のSENAが主催するシンポジウムに参加してきました。

「SUOMAYA-2018」と題されたこのシンポジウムは、SENAが主催する流通関係のシンポジウムであり、技術革新により市場、物流、情報管理において起きているイノベーションを共有し、普及することを目的に年1回行われています。

聴講者はSENAの教師・インストラクター・生徒、また大学の研究者や一般企業の方が来られていたようです。スピーカーは私のような外部の人間が主で、大学の講師やシステム系の会社で働かれているエンジニアの方が多かったです。会場の講堂は250人ほど収容可能で、多くの方が聴講に来ていました。

私は日本の小売業界で働いていた経験から、売上・利益を上げていくための商品の管理手法である「単品管理」について話をしました。

自己紹介を含め25分しか時間がなく、全体感と各ポイントを伝えるだけで趣旨・背景まで深く話すことができませんでしたが、言いたいことは言えたかと思います。コロンビアでは高等教育がしっかりしているため、多くの方が比較的高度な知識を持っています。しかし、その持っている知識を実務に生かす点が日本と比べ弱いと感じています。その点を踏まえ、新しい知識を提供するというよりは、当たり前の知識をいかに実務で使用するかという「考え方」の部分を強調し、実務に沿った形で具体的に話をしました。

発表後の質問がとても多く、またその質問の内容も、私の話をきちんと理解した上での質問だったので、ひとまず私の下手なスペイン語を理解してくれていたようで良かったです。

商売に奇策はなく、変化に対応し基本を徹底することが最も重要ですが、それを徹底し継続できる人や会社はあまりありません。新しい技術や手法、考え方を知ることは大事ですが、それが商売の根本的などの部分とリンクしているのかを考え、徹底して実行し、継続していくことについて、今後あらゆる機会で伝えていきたいと改めて感じました。

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